2015年12月13日日曜日

蓼科だより・425号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー2015年12月12日(土)★
★テーマ:大豆の脱穀、島津家、西郷隆盛、知覧特攻平和会館、
     ミツバチ大量死、下川町の森林未来都市
★蓼科便りは,重農主義を尊重し、地域自給圏構築をめざします!
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 12月だというのに暖かいです。当町にもスキー場があります。たしか15日頃オープン予定と聞いていましたが、果してできるのか、スキー場のソバで営業している私の妹夫婦も心配しています。

 先週土曜日の第九の演奏会は佐久市のコスモホールも満員になり、素敵な迫力ある演奏会となりました。第九が終わるといよいよ年末の諸事一区切りの体制です。やろうやろうと思いながらなかなか進まなかった家の周りの片付けやお世話になった皆さんへのお歳暮配り等です。

 嬉しいことがありました。3種類の大豆を作りましたが、今まで自分がやってきた脱穀・選別処理に自信がなかったので、篤農家のTさんにアドバイスをお願いしました。家まで来てくれて、機械器具のことやその処理について丁寧に説明してくれて、最後には、足踏み脱穀機を私に下さいました。
 2台あるから1台あげます、と。私はすごい宝物を頂いた気分です。

 恐らく、今では買えない代物だと思います。本人も年代が判らないと言ってましたが、半世紀以上は経つと思われます。車軸とギアだけは鉄製ですが他は木造です。二人なら軽く持ち上がる程度のものですが、倉作りの倉庫の中から出して軽トラに積み、埃を払って、足踏みしてみると、実に快適に動きました。

 脱穀した大豆を殻と分別する専用のザル(しっかりした竹ヒゴの)もお借りして、ゴミとの分別はTさんのお宅で電動のトウミ(唐箕:風でゴミと実を分別する)を使わせて頂くことになりました。本当にありがたいことです。大した量ではないので、なんとか年内の終らそうと考えています。
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 10日から今日まで、妻と、所要で初めて鹿児島市の親戚を訪ねました。妻の従姉妹夫婦が同行してくれたので、所要はともかく、これ幸いに鹿児島観光を楽しみました。私にとっては何年ぶりかの旅でした。鹿児島に行ったら、是非見たいと思っていたところがありました。島津家と西郷隆盛ゆかりの地と知覧特攻平和会館です。

 NHKの大河ドラマでも度々登場する島津家ですが、初代は源頼朝から抜擢された忠久とあり、幕末に有名な斉彬は28代、そして現在の当主修久氏は32代だと言います。あまりにも立派な家系で、島津家だけで壮大なドラマができる感じですね。篤姫、島津貴子さん等話題に事欠きません。

 1時間ばかりしかなかったので、尚古集成館と御殿だけしか見られませんでしたが、尚古集成館に展示されている紡織機や大きな鋳物性工作機械には驚きました。
 鎖国の時代によくここまで西欧の文明を取り入れたものだと。素人談義ですが、鎖国の縛りにもかなりほころびがあったのではと思うことと、薩摩藩の財政は相当豊かだったのではないでしょうか。

 更に驚いたのは、御殿のある仙巌園と尚古集成館のある広大な土地・施設を島津家が管理しているということと、皆さんご存じの通り、尚古集成館が「明治日本の産業革命遺産」として、今春世界文化遺産に登録されたことです。島津家の本籍地は今でもここです、とのことでした。

 西郷隆盛が死の直前までいたという洞窟をみましたが、余りに小さくて、大きな時代のうねりの中で官軍と賊軍両陣営の将を務めるとという悲劇の舞台を見た気がしました。明治22年に大赦で赦され、賊軍の汚名は晴らされて正三位を贈られたといいます。
 ちょっと気になるのは、薩長連合が明治政府を作った後の首相をみると、圧倒的に長州が多く、賊軍になった東北と薩摩から首相が出ていないことです。長州(毛利)が関ヶ原の敵討ちを明治維新(戊辰戦争)で果たしたとすれば、この次の大きな政変は、長州が撃たれる番となるのでしょうか?

 知覧特攻平和会館はかなり内陸部の高地にありました。映画「永遠のゼロ」の舞台になったところです。会館の中には、総員1036名という特攻隊員の名前が顔写真と共に第一次から第十一次?まで順番に掲示されていました。若くて堂々としていて、多くは笑顔で写っていました。

 その堂々の写真にじっと見入りました。無性に悲しさだけがこみ上げてきて、その気持ちを何と表現していいか判りません。ただ、じっと見て廻りました。肯定も否定もできない。賛美もできなければ、卑しめることもできない。
 特攻などという非人間的なことを命じた軍の方針を非難し糾弾することはできても、特攻隊員を非難し否定することなどあってはいけないと思います。純粋に、祖国のために命を捧げてくれた隊員の思いに対して、深い感謝と鎮魂を捧げるのみです。

 ただひとつ確信を持って言えることは、この悲しい歴史をムダにしてはいけないということだと思います。今こうしている間も、中近東では毎日100人単位の人々が戦火の犠牲になっている現実があります。こんな大きな問題に自分では何もできませんが、ただ、他人事だと思ってはいけないと思います。

 独り乗りの零戦、本当に小さな飛行機です。滑走路の面影はありませんが、会館の前がそうだったと聞いて、あんな小さな飛行機で、帰りの燃料も持たされずにここから沖縄までも飛んで言ったのかと思うと、目の前が霞んできました。
 せめて敵に突っ込んで思いを遂げられれば浮かばれると思いますが、途中でほとんどが撃ち落とされたとしたら、その無念さは余りあります。

 帰りに妻と、この痛恨の歴史の事実を孫達にしっかり見せる必要があると話しました。

ーーーミツバチ大量死は警告する(岡田幹治著集英社新書)

 お世話になっている弁護士さんから表題の本をご紹介頂き、近くの図書館にあったので早速今回の鹿児島行きの往復の中で読みました。日頃、疑問に思っていることが見事に書かれていました。化学物質が直接、間接に地球環境に及ぼす悪影響と先進各国のこの問題への対応状況を世界の研究成果から解説してくれます。

 「沈黙の春」(「レイチェル・カーソン著)の出版から50年、しかし、「『沈黙の春』は終っていない。この本は「沈黙の春」の現代日本語版として書いた。」と自己紹介しています。

 私自身、家の周辺の環境の変化を実感しているだけに書かれていることの深刻さがよく理解できます。折に触れて書いていますが、小鳥達の姿が減っている、トンボやカエルが減っている、蛇の姿も見なくなった、発達障害と思われる人間が増えている、アレルギー体質が増えている等です。これらがデータで示されています。

 私自身、この現象と化学物質の関係性について説明することはできませんが、本に紹介されている欧米の研究成果等を自分の実際体験と重ねてみれば、判る気がします。決してこれはヒステリックな反応でも恣意的な考えでもありません。化学薬品が生命体に何らかの影響を及ぼすことは否定できないと思います。

 決して、100%農薬を否定している訳ではありませんが、今の日本と世界の状況は酷すぎることも事実だと思います。この状況の改革は、農家に自覚を求めてもできないと思います。理由は薬害の進行が目に見えないからです。そして、その害が目に見えるようになった時には遅いのです。
 だから、情報収集力と予算を持っている監督官庁がイニシアティブをとるべきです。

 いくら経済力がついても、子どもや孫の神経と肉体が正常でなくなったらその家も社会も持続できないと思います。内部崩壊です。私は少しでも異常への道を減らそうと思い、子ども・孫達のために無農薬の米・野菜を作り続けます。

 地域社会や子供たちの将来を考える方は是非この本を読んでみてください。

ーー下川町の「森林未来都市」

 
日経スマートシティ・コンソーシアムより引用しました。
 森林バイオマスを活用したこんなすごい町があるのに驚きました。同時に、実態はどうなんだろうという疑問もあります。視察に行ってみたいです。

<・・・下川町の面積は約6万4000haと、東京23区とほぼ同じだが、うち約9割が森林で覆われ、人口は23区の0.04%にも満たない。しかも65歳以上の人口の割合が38%という、過疎と高齢化の町だ。
 そんな下川町の「森林未来都市」の取り組みの3本柱が、豊富な森林資源を最大限に活用する「森林総合産業の創造」と、木質バイオマス(木材からなる再生可能なエネルギー源)活用による「エネルギーの完全自給」、そして誰もが安心して暮らし活躍できる「高齢化に対応した地域社会の構築」だ。
・・・>

「森林未来都市・下川町の挑戦(前編)~過疎・高齢化の小さな町が発信する“日本を元気にするモデル”」

フッターーーーーーーーーーーーー

農村消滅論から大転換
http://shinshumachidukuri.blogspot.jp/2015/01/blog-post_17.html

「スマート・テロワール : 農村消滅論からの大転換」を読んで
http://shinshumachidukuri.blogspot.jp/2015/07/blog-post_9.html

農楽しながら「”田舎暮らし”コミュニティ」を創る
(月刊『ザ・フナイ』より)
http://shinshumachidukuri.blogspot.jp/2014/11/blog-post.html

無農薬玄(白)米の販売
http://daylanbo.blogspot.jp/2013/11/blog-post.html

農楽のすすめ!
http://tateshinadayori2.blogspot.jp/2011/08/blog-post_26.html

”田舎暮らし”動画がYoutubeに300本以上
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メルマガ「蓼科便り」のアーカイブス
http://tateshinadayori2.blogspot.com/
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