2017年9月3日日曜日

蓼科だより・515号~田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー2017年9月2日(土)★
★テーマ:茗荷が終わる、次の「東信自給圏を考える会」は神科、
「信州小諸・城下町フェスタ」、前回記事の訂正、地方自治体の子育て支援競争、
 奇跡の食育物語、日本旅館を生まれ変わらせる、ポートランドに非常事態
★蓼科便りは,重農主義を尊重し、地域自給圏構築をめざします!
★発行:田舎暮らし世話人・安江高亮(090-3148-0217)
★後援:NPO法人信州まちづくり研究会
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 20日以上採り続けましたが、茗荷が終わりに近づきました。ずいぶん楽しませてもら
いました。昨年2通り植え替えて、今年は4通り植え替えました。今年は2通り分しか
出ませんでしたが、来年は全部出ます。とてもすばらしい茗荷ができるので、つい植え
替えちゃいましたが、誰が採って、どうするの、と悩んでいます。

 ようやく、2日間日が照って、玉ねぎと大根の種を蒔くことができました。私がお借
りしている畑は、里山の合間にあって、日照時間が短いので土の乾きが悪いのです。雨
が降ると、2日は照らないと耕運機が使えません。茗荷には湿気を好むので良いのです。

 先輩篤農家からアスパラの種を頂いて苗作りをしていますが、順調に育っています。
晩秋に苗が枯れてから定植するのだと教わっています。ただ、採れるのは3年目からだ
よ、というので気の長い話です。過ぎた時間は短く、待つ時間は長く感じますね。

ーーー次は、上田市神科地区:「東信自給圏を考える会」

 8月29日の豊殿の参加者は9名でした。NPO会員をいれて13名。「こんなもんだね」
という感じが定着しました。ですが、大きく賛同してくださる方が必ず2〜3名はいら
っしゃり、会員になって頂けます。ありがたいことだと感謝しております。

 次回は、9月20日(水)に上田市神科地区の上野ヶ丘公民館で行います。上田ICの
すぐ側にあります。時間も要領もいつのも通りです。詳細は次回「蓼科だより」でご案
内致します。
 ご都合のつく方は、一度は是非お聞きください。その上で意見交換をさせてください。

ーーー「信州小諸・城下町フェスタ」のご案内

 信州小諸 城下町にぎわい協議会 事務局 荻原礼子さんよりご案内を頂きました。
とき 9月21日(木)〜25日(月)
ところ 長野県小諸市の城下町、北国街道小諸宿

「この秋、信州小諸・城下町で、14の旧旅籠、町屋、蔵を会場としたアートイベント
を実施します。かつて宿場町や商都としてにぎわった城下町には、歴史的建物が多く残
されており、それを保存・活用していこうと企画したイベントで、今年で第6回となり
ます。
見所は、若いアーティストたちによる歴史空間とのコラボレーション、日替わりシフェ
フの町屋でランチ、公共の宿(ステイ)に再生されようとしている旧脇本陣の公開など
です。 詳しくは、ホームページをご覧ください。」
URLhttp://machifes.wixsite.com/komoro
どうぞ、みなさまでお出かけください。
E-mail:festa@t-garden.orgTEL 0267-24-7788(本陣主屋)

ーーーバブル期日本人の「蛮行」に苦しんだハワイ』記事の補足

 前号の表題記事ですが、次のように書きました。
<・・・「まちづくり」の失敗による住宅価値の毀損の問題はその象徴だと思います。
豊かさに直結するだけに深刻だと思うのですがそのことを問題にする先生方はいらっし
ゃいません。不思議でなりません。・・・>

 私が「そのことを問題にする先生方はいらっしゃいません。」と書きましたが、何と
いううっかり者でしょう、身近にいらっしゃいました。NPO法人住宅生産性研究会(HICPM)の戸谷英世理事長さんです。長年一貫してこの問題を追求して国の住宅政策
と闘い続けていらっしゃいます。

 この先生が主張していることは正しいと思っていますし、日本人が本物の豊かさを手
にするには必須の課題だと思っています。それを現しているのが、前回添付したグラフ
です。

 HICPMのきたる10月、東京で行われる研修会の案内文をご紹介します。どなたでも
参加できます。きっと良い勉強になると思います。下にホームページのURLを添付しま
す。無料でメルマガも読ませて頂けます。

<欧米の住宅地は経年するとともにそこに立っている住宅の意資産価値が上昇している。
それは住宅地計画を「人文科学的」に計画しているからである。大正時代に日本が欧米
のガーデンシテイに倣って開発した田園調布や、内務省官僚の小宮健一が欧米のガーデ
ンシテイの技術を学んで計画した常盤台や、戦後米軍が進駐した時代に開発されたジョ
ンソンタウンにも、共通して人文科学的な計画理論で開発された。それらの開発は当初
ことができる。現地に立つことで、基本設計や実施設計を具体的に学ぶことができる。>


(私)が知らないだけで、もちろん、この他にもような先生がいらっしゃると思います。

ーーー
地方自治体の子育て支援競争

 WEDGE Infinity
からです。
<・・・
 今ひとつの大きな壁は、「シルバー民主主義」です。これは、政治家が若者
の利益よりも高齢者の利益を優先する、ということです。そもそも高齢者は人数が多い
ですし、選挙の投票率も高いので、彼らの機嫌を損なうような政策は政治家に嫌われる
のです。「高齢者向けの予算を削って子育て支援・少子化対策を断行しよう」などと主
張している政治家は、次の選挙で通りませんから(笑)。・・・>
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/10451

(私)シルバー民主主義って、団塊民主主義とも言えますね。団塊の世代は日本をリー
ドしてきたと思います。私の妻もそうですが、田舎でももっとも目立つ存在です。数が
多いから、声も大きいのです。わたしは次のように彼らに言ってます。

「日本の歴史上、もっとも恵まれた社会状況の中で生きた世代だよ。歴史上、戦争も飢
餓も知らない世代は他にない。戦後の復興の苦しみも知らず、数が多かったから主張が
通り、高度成長を謳歌し、交際費をふんだんに使い、翳りが出たとはいえ、退職金と年
金を手にしている。そして、ゴルフと温泉とカラオケに親しむ毎日。これ以上の幸せが
あるだろうか。

 しかし一方で、後世に残すのは、返済不可能な国の借金と年金のカットと国土の荒廃
その上、上記の記事にあるように、未来への投資である子供達のための予算までもぎ取
るとしたら、後世の歴史書には次の一行が特筆されるでしょう。

『団塊の世代は、歴史上最高の幸せを生きたにも関わらず、日本をダメにし、子供たち
の夢を奪った世代である』」

 実はこれは昭和15年生まれ以降の世代が含まれます。私もその一人です。なので、何
とかしたいのです。すいません、話が反れちゃいました。

ーーー「子どもたちを救った奇跡の食育物語」 『給食で死ぬ!!』

  大塚貢先生の講演記録動画です。素晴らしいです。この考えを広めれば間違いなく日
本は良い方向に向かうと思います。長いですが是非見てください。先生のご努力で確実に
広がってはいるようですが、遅々としています。何故こんな素晴らしいことが広がらない
のでしょう。

https://www.youtube.com/watch?v=_wGRrL_dFh4

ーーー
「日本旅館を生まれ変わらせる」
 
 DIAMOND onlineから。さすが「リゾート運営の達人になる」と宣言して登場した星野
佳路さんですね。すばらしい哲学と信念だと感じました。同業の皆さんから批判の声も聞
こえますが、下に引用する発想は星野さんにしかできない気がします。すごい!

<・・・実は、私は、日本旅館というものを、ホテル業界の1つのカテゴリーにしたいの
です。「日本に行くから日本旅館」ではなく、「西洋ホテルよりも快適であり、リラック
スできる。だから日本旅館を選ぶ」となるようにしたい。そうすれば、例えばニューヨー
クやパリ、チューリッヒに日本旅館があってもいい、ということになります。・・・

・・・西洋ホテルが入ってきたら、日本旅館がなくなってしまいました。

春香 なぜでしょうか?

星野 それは日本旅館が進化しなかったからです。昔と今とでは、旅行者の生活様式は大
きく変わりました。日本人の服装は着物から洋服に変わったし、住まいも畳の部屋から洋
室に変わった。日本旅館もそれに合わせて変わらなければいけなかったのです。だから私
は、現代の旅行者に合う日本旅館を東京に復活させたいんです。・・・>

星野リゾート社長「日本旅館を生まれ変わらせる」信念の背景
http://diamond.jp/articles/-/137581
ーーー全米憧れの街・ポートランドに非常事態
 まぐまぐニュースからです。何と悲しいニュースでしょう。もう20年以上も前のことで
すが、数多く訪れた憧れの街、世界の”まちづくり”のモデルになってきたポートランドが
酷いことになっているとは!
 ローズシティーと呼ばれ、すごく立派な日本庭園がありますが、どうなっているか心配
になってきました。「本当!?」と疑いたくなります。どなたかご存知の方、コメントを
頂けませんか。

<・・・十年前は、コンパクトシティとして世界的に評価されたポートランドでしたが、
いまでは見る影もありません。なにしろ、人口の1%近い人たちが、ホームレスとして街
に溢れているのです。・・・>
全米憧れの街・ポートランドに非常事態。ホームレス急増で街が激変http://www.mag2.com/p/news/261826

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