2012年1月8日日曜日

蓼科だより・221号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーーー2012年1月7日(土)★
★今回のテーマ:小寒のバイオマス,糸川英夫,原発 &堂本さん
★ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー★
  寒に入り,バイオマス温室のことが一番気になっていますが,ニモカカワラズ,昨夕防寒のブルーシートを掛けるのを忘れてしまいました。
朝8時,何というご粗末と思いながら行って見ると,温室内の最低温度はプラス3度をキープしていました。
嬉しい驚きでした。「これじゃあ,ブルーシートを掛けなくも同じじゃあないか!」と一瞬思いましたが,良くデータを見ると温室効果が14℃から12℃へと2℃下がっていました。
6日小寒の朝,外気はマイナス12℃まで下がりましたが温室内はプラス2℃でした。木屑がこんなスゴイエネルギーを持っているのに感心しています。

 20m3ほどの木屑が入っていますが,もし火を着けたなら丸一日ももたずに燃え尽きてしまうでしょう。ですが発酵燃焼であれば,発案者の推測だと3~5年持つだろうと言ってます。微生物を使って静かに燃やしてる,ということなんですね。

そこで,一気に燃してしまうというのが核爆弾だとすれば,静かに燃やすのは原子炉ということになるのではと,変な対比を考えました。しかもウランと違って木屑の原子炉は制御可能です!
しかも一気に燃やせば灰しか残りませんが,静かに燃やせば良質な堆肥が残るのです。処理に困っている木屑ですから,もっと活用を考えようと思っています。
ーーーーー
私がガラにもない般若心経のことを書きましたら,唯臥独村さんから良いコメントを頂きましたので<>内に引用致します。

<故糸川英夫氏の『般若心経と最新宇宙論』によれば最新の宇宙理論と「般若心経」とには深い共通点があり、量子力学から導き出される宇宙の構造は「色即是空」であると言っています。
 つまり、話を縮めて申せば、万物(勿論、人間も)は真空から生まれたのであり、その意味で「色即是空」も、「足るを知る」も,あるいは「手を開けば無一物」も、「生死,唯一大事因縁」もみんな同じことを言っているのだと、私も思います。・・中略・・
「過剰に危険を訴えるほうが、安全を訴えるほうより有利」というのは全くそのとおりだと思います。その結果が現在の状況だと思います。
除染など、ほとんどの地域では不必要だと思っておりますが、ただ、現実には、ごく微量の放射線を恐れて外出を控えている人々がたくさんいます。
特に、子供は家の外に1歩も出られず成長が阻害されています。ですので、不必要だと思う除染を、私は今年も手伝おうと思っております。>

(私)最後の一行がスゴイと思いました。そして詳細なその体験記録が下記ブログにあります。

ーーーーー
前回ご紹介したハルシステム設計(安中社長)のホームページには原発問題の本質が書かれていると思います。
 特に次の部分です。『でも、「ならば、どうして、世界的に原子力利用の推進が容認されてきたのか。反対派の主張が主流にならなかったのか」これらの検証が必要なのではないか。』と,『その意味からも、来年4月からの(セシウム摂取)新基準導入は急ぎ過ぎである。次の選挙までに政府の責任を薄くしておこうという意図が見え隠れしている。』 すばらしい論証だと思います。下記URLです。

いろいろ読ませてもらっている内に,頭の中でもやもやしていたものがだんだん形になってきました。
緒方貞子著「満州事変」や猪瀬直樹著「昭和16年夏の敗戦」を読み,安中さんのホームページを読んでいると,共通して導かれている結論は国の統治機構・システムの問題です。

今日本は敗戦前の状況と酷似しているのではないでしょうか。橋下大阪知事が変えようとしているのはこのことではないでしょうか。
2000年の本ですが,ウォルフレン著「人間を幸福にしない日本というシステム」という下記本も同様です。
http://ac-net.org/common-sense/00b-wolferen.html

「昭和16年夏の敗戦」の書評の一部<>内にをご紹介します。  
<本書の読みどころは2点ある。一つ目は、日本が如何にアメリカとの戦争に突入していったのかという史実を学ぶという点。
本書を読む前は、日米開戦は軍部の暴走と独断専行により勢いのみで決定され、それを中心となり推進した人物が軍部出身の内閣総理大臣である東条英機、というような理解をぼんやりしていたのだが、それが全くの間違いであることを本書を通して知り、歴史認識を改める非常に良い機会となった。>
http://d.hatena.ne.jp/ktdisk/20110810/1312927811

ーーーーー
 元長野県人&前千葉県知事堂本暁子さんの新年メルマガ<>内をご紹介します。堂本さんは,GLOBE(地球環境国際議員連盟)第5代世界総裁を務めた環境問題のオーソリティです。10年以上前ですが,小諸で講演して頂いたことがありました。

<あけましておめでとうございます。
今年は、ブラジルのリオ・デ・ジャネイロで「地球サミット」が開かれてから20年になります。「リオ+20」の年です。私がこの間フォローしてきた「生物多様性条約」が、「リオ+20」にしっかり盛り込まれるように、国内外で活動を続けます。

また、今年は、ノルウェーのロアール・アムンセンとイギリスのロバート・スコットが南極点初到達を競い、日本の白瀬隊も南極大陸に到達してから100年になる年でもあります。
私は四半世紀前の1988年に『南極にいどむ--アムンセンとスコットの物語』という絵本を出しました。私が書いた1冊目の本です。絶版中ですが、「100周年記念」に再版できたら……と、夢を描いています。>

★ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー★
「伝統の炭窯づくり」のDVDを売り出しました。
わたしのYoutubeにダイジェスト版をアップしました。
http://jp.youtube.com/user/takasukey

ブログ「デーランボー」を作りました。
代表はあの中野宏さんです。
http://daylanbo.blogspot.com/

私のブログ
http://tateshinadayori2.blogspot.com/

[所在地] 〒384-2305 長野県北佐久郡立科町芦田2076-1
[連絡先] 090-3148-0217、0267-56-1033
[メール] takasuke@mitsuyakogyo.co.jp
[Skype] takasuke6(夜可。スカイプ同士は無料です)
★ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー★
Topに戻る

0 件のコメント:

コメントを投稿