2012年1月28日土曜日

蓼科だより・224号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーーー2012年1月28日(土)★
★今回のテーマ:バイオマス温室検証,信州せいしゅん村台湾へ,

        加瀬英明とジョン・レノン,塩野七生,etc.
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数日前に,私の農楽の先生Sさんと一緒に,バイオマス温室の発案者の温室を御代田町に訪ねました。私は2度目です。もう一度現場を確認したかったのと,Sさんに見て頂きご意見をお聞きしたかったからです。
2011年10月15日視察時撮影
私達が着くと続いて町内の方と思しき実年の二人組が見学にきました。毎日のように役所や民間の視察があるようです。約1時間ばかり一通り理論と実際を話してくれました。

私にとって新しい情報は,植物に与える炭酸ガスの影響が非常に大きそうだということでした。とにかく植物の生長が早い。ところが抜いて見ると根が小さいのです。
根が小さいのは,空気中の炭酸ガスで育っているからではないかと推論している。信大の繊維学部との共同研究の結果が楽しみです。

 午後は,発案者とSさんに私のバイオマス温室を見てもらいました。温度に関しては発案者の温室よりいい結果(バイオマス発熱効果が12℃。発案者のそれは8℃)が出ていますが,問題は匂いでした。
 発案者の温室は全く匂いがありません。そして,その匂いのせいだと思うのですが植物の生育が悪いのです。Sさんにより,その原因が判りました。アンモニアガスでした。
 Sさんは以前仕事で堆肥工場や下水道処理施設に関わっていたので,その道のプロだったのです。アンモニアの吸着法も教わりました。

まだアンモニア処理はやってありませんが,いろんなノウハウを持った方が周りにたくさんいて本当に助かります。そのSさんから「槌の子編機」(つちのこあみき)を使いコモの編み方を教わりました。次回書きます。

3日ばかり前に,直売所「菜ないろ畑」に籾殻燻炭を50ℓ袋に入れて売りに出しましたら,何と昨日7つも売れました。一人で手を叩いて悦びました!私の直売所初商売でした。

ーーーーー今日,信州せいしゅん村小林村長から頂いたメール

信州せいしゅん村と台湾との交流がますます活発化する様子が書かれています。<>内にご紹介します。前段は高雄市の責任者に宛てた手紙です。

<日本・長野県の信州せいしゅん村の代表の小林一郎です。私達長野県には格別のご高配を賜り誠に有難うございます。お蔭様にて台湾から沢山のお客様を迎え入れることが出来ています。これもひとえに皆様方のお蔭だと深謝申し上げるところでございます。

さて、台湾から迎え入れるだけでなく、日本の方からも台湾へ行って交流しようと云う機運が高まり、この度「訪台・相互交流訪問団」を組織し、受入家庭から参加者を募り25名で訪台することになりました。

お世話になっている高雄市氾顧問を始め皆様方を表敬訪問し、阿部長野県知事の親書をお渡しし、学校訪問をして来日学生さんとの再会を果たし校舎内での交流も行い、また農村部を訪ね歩き住民の方とも交流致します。>

(私)小林さん,どんどん連れて来て下さい!

ーーーーー加瀬英明先生のホームページ

「ジョン・レノンはなぜ神道に惹かれたのか」に惹かれて,先週から加瀬さんのメルマガを読ませて頂いています。1/23日号は,天皇と神道,そして日本の文化と和の精神についてとても判りやすく書かれています。私は加瀬さんの考え方に素直に頷けます。
下記ホームページにもメルマガが掲載されていますが,ホームページからメール受信登録すると自動配信して戴けます。
http://www.kase-hideaki.co.jp/

ごく一部分を<>内に抜粋します。

<日本には「宗教」という言葉は、明治に入るまでありませんでした。それ以前に「宗門」「宗派」「宗旨」という言葉はありましたが、自分の信仰だけが絶対的に正しくて、他の信仰を全て否定し、排斥するという考え方は、日本人にはなかった。明治に入って、「religion」の訳語として、「宗教」という新しい言葉を作ったわけです。

あるいは、「nature」を指す「自然」という言葉も江戸時代には存在せず、明治に入ってから訳語として作られました。確かにそれ以前も、仏教用語として「じねん」と読ませることはありましたが、これは全く違う意味です。それまでは、人間も自然もこの宇宙の中の1つの存在でしかなく、分け隔てがなかったのです。>

ーーーーー「ローマ人の物語」の塩野七生さん

の「公と私」についての考え方が好きです。NPO法人信州まちづくり研究会のブログに掲載しましたのでお読みください。「官と民」では不毛だと言ってます。
http://shinshumachidukuri.blogspot.com/2012/01/blog-post_28.html

ーーーーー唯臥独村さんより,前回に続いて下記の情報を頂きました。

いずれも右サイドバー「PLAY・・」から動画を見ることができます。
これらは何れも2002年前後の製作で,今回の原発事故とは関係ありません。
しかし,関係してますね!
放射線が我々の生活に大きく関わっていることがよく判ります。

宮崎緑の発見!こんなところに放射線  全10話
http://navicon.jp/title23722/

宮崎緑の夢・実現!ライフサイエンス  全19話
http://navicon.jp/title11376/

ーーーーー県職の期末賞与

数回前に県職の期末賞与値上げのことを書きましたが,その後知事さんから「苦渋の選択だった」と苦しい説明がありました。しかし,おつき合いのある数人の議員さん達からはノウコメント。
コメントをお願いしている訳ではありませんからなくても何の問題もないのですが,元官僚の知事さんの方が庶民感覚があることが判りました。

「苦渋」というのは,前知事の時に全国平均より少し下げ過ぎがあったということでした。しかし,今国中で論じられている大勢からみれば問題にならないほど小さな数値であり,逆流の行為です。
少なくとも,特別職(知事,議員等)分は上げないとか,辞退するとか,返納するとかということがあれば良いなと期待しましたが,そう考える方が非常識だったようです。

日頃つきあいがあって,顔を合わせれば最高の親愛感を示してくれるのに,自分が批判されても横を向いてる議員さん方のことをチョット考えてみました。
いろんな考え方はありますが,結局は,私と同じで,ただお金が欲しかっただけなんだろうなと思うことにしました。

大衆の上に立つ人が庶民感覚を持つことは大切です。しかし,庶民と同じでは困ります。言ってみれば,特別職と県職は上級武士であり,だから身分保証されているのだと思います。
徳を重んじ清貧に甘んじていたからこそ武士であり,世界史に誇るべき明治維新を大混乱なく治められたのはその徳に依ったのではないでしょうか。ナンダカンダで1000万〜2000万ももらう人達のことを清貧と言うかどうかは別ですが・・。

決して平均以下で我慢するべきなどと言うつもりはありません。しかし,身分保障にも飽き足らず,財政赤字にも係らず平均県民より好条件・高給料をお手盛りで手にする上級武士階級のことを,いったいどのように理解したらいいのでしょうか。
テレビで,公務員の呆れた「とんでも手当」のことをやっていましたが,役所というところは人間の前頭葉が麻痺する環境なのかも知れませんね。環境汚染物質は何なのでしょうか。

失うものがないというのは気楽とは言え,こんな憎まれ口ばかりきいていると,私の周囲に「千葉の仇は長崎で」なんてことが起きちゃこまるなとチョット気にしています。

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以前にご紹介した『コミュニティデザイン』の売れ行きがスゴイようです!
http://www.gakugei-pub.jp/mokuroku/book/ISBN978-4-7615-1286-6.htm

上田真田まつりの武者行列・決戦劇の参加者を募集しています!
http://www.city.ueda.nagano.jp/hp/shokan/0500/20100302083640805.html

”田舎暮らし”のことなら
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