2012年1月14日土曜日

蓼科だより・222号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーーー2012年14日(土)★
★今回のテーマ:数字の不思議,戸谷先生信州せいしゅん村へ
★ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー★
  この便りもおかげさまで222号になりました。ぞろ目(2桁?)なんて言いますが,数字というのは単なる数を表すということだけではなくて不思議な力を持っているように思います。
222とキーボーッドを打ったとたん「ンッ」と思いました。意味を見つけようと・・・。同じ数が並んでいるだけなのに。ふとダ・ヴィンチ・コードのことを思い出した。この物語は筆者が,フィクションであるにも関わらず事実に基づくいていると述べたため,多くの研究者による論争が行われたそうです。
今日で新年になって14日経ちます。それだけでは何も感じませんが,1週間が1年の2%だと思ったとたん「4%過ぎたんだ」とヒラメキ,頭の中でインジケーター(進捗度表示グラフ)が動き出すのは不思議です。
人間ってやはり半分感性の生き物なんですね。日本の「道」とつくものは全て形から入るのは本質的な意味があるような気がします。トリプルセブンは優良企業の御曹司まで狂わしちゃいますものね!

 小寒以降,寒い日が続きますが,立科(私の家が標高約700m)でマイナス12℃になったのは,昨年冬至の頃と今月5日と12日の3回です。平年並みだと思います。
 バイオマス温室は順調です。プラス2℃以下にはなりません。バイオマス内部温度は55℃になりました。もっと大量のウッドチップを使えば風呂も沸かせそうです!
 雪は全く少ないです。昨年と同じような状況で,日本海側に皆落ちてしまうようです。人間ばかりでなく神様もあまり理性が働かないようです。

不耕起田の冬期堪水は順調です。昨日久しぶりに田んぼへ行って見ると半分くらいに減っていましたので,早速水を入れました。底が数センチの氷で固まっている水路に水を通すと流れが速いのに驚きました。
周囲の田は雪もすっかり溶けてしまい土がむき出しになっていますが,わたしの田んぼは氷が張っているので雪が残っていて真っ白です。今日行って見るとその雪も半分水没していました。満水までにはもう1日かかりそうです。

ーーーーー戸谷先生が信州せいしゅん村へ!
住宅生産性研究会の戸谷理事長さんに去る9~10日と信州せいしゅん村に来て頂きました。信州せいしゅん村が新たに取組もうとしている村おこしNPOづくりのためのアドバイスを頂くためでした。
信州せいしゅん村の拠点は上田市下武石,典型的な山村です。小林村長の悩みは,その地域は街道筋からも外れ,歴史的文化的遺産も乏しいので,あるもの探しが難しいということでした。

とは言いながら,小林村長が見つけ出したせせらぎの清流や岩と大樹に囲まれた渓流,そして夢を語るにふさわしい山裾の丘陵地や小径,更に村内に点在する立派な造りの空家や一人暮らしで跡取のいない家などは魅力的で活用を待っているように見えました。

田舎者のわたしでさえ「良いなあ!」と声をあげる場所がたくさんありました。まさに地元学(NPO法人信州まちづくり研究会のブログに掲載/最下部にURL)にある「あるもの探し」の実践でした。その詳細を戸谷先生がメルマガに書いて下さいました。その一部を<>内に抜粋します。

<議論の中心は、現代の日本人にとって、都市空間と農村空間をエベネツアー・ハワードの「ガーデンシティ」の提案にあわせてどのように学ぶべきか、という視点で検討する問題提起をしました。「都市か」、「農村か」、それとも、「ガーデンシティか」、という3肢1択ではなく、都市と農村という2つの生活モードを、時間空間の利用として、双方を同じ世帯がITのネットワークで都市生活と農村生活を選択的に享受できる「デュアルモードの村造り」という議論です。>

住宅生産性研究会(HICPM)のホームページ(下にURL)からこのメルマガ438号を読むことができます。
このホームページは,我々にとってもっとも高価で重要な住まいを扱う住宅産業を通して,日本社会の課題を語り続けています。毎年10回位は出かけるという海外視察を通して,グローバルで偏らない研究報告と論評はとても勉強になります。
47才まで官僚だった先生が庶民の目線でお書きになっているのでスゴイのだと思います。尚,メルマガの配信申込み(無料)は,ホームページのフッターの中にあります。

 キーワードは,「アグリカルチュラル・アーバニズム」。横文字ばかりで抵抗がありますが,農業による”まちづくり”です。都市と農村を,対立的関係から相互依存関係に移行させようということです。世界にはたくさんそのモデルがあることを教えられました。
ここで大事なことは,農業生産だけが農業ではないということです。小林さんがつくりあげた農村セラピーはサービス業としての農業であり,今そのサービス内容を広げようとしているのです。
是非みなさんも応援して下さい。

ーーーーー佐久市へ引っ越した”田舎暮らし会社”のお話
昨年暮れでしたが,たまにお邪魔する佐久市の理容店さんの紹介で,横浜から昨秋会社もろとも佐久市に引っ越しされた方にお会いしました。”田舎暮らし”をどのように考え,そして今どうなのかをお聞きしました。
 その方は超音波技術の開発研究をなさっている私より4つ先輩でした。ずばり移転した理由は,3つ。1:東京への時間距離が横浜と変らない。2:家賃が4分の1になった。3:空気。水,ソバが美味い。そして,結果は上々であるとのことでした。

最初に市役所に相談に行ったところ,とても親切に対応してくれたそうです。その時,市役所に提示した条件は「駅,スーパー,病院が近いこと」だと話してくれました。
最近佐久平駅に聞いたら,東京へ通勤定期をもって通われている方が300人以上いるとのことでした。(因に県内通勤は約700人)新幹線の持つ良い側面のひとつだと思いました。こんな方が増え続けて欲しいものです。
★ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー★
「地元学」は,すばらしい!

「伝統の炭窯づくり」のDVDを売り出しました。
わたしのYoutubeにダイジェスト版をアップしました。
http://jp.youtube.com/user/takasukey

ブログ「デーランボー」を作りました。
代表はあの中野宏さんです。
http://daylanbo.blogspot.com/

”田舎暮らし”のことなら
http://tateshinadayori2.blogspot.com/
★ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー★
Topに戻る

0 件のコメント:

コメントを投稿