2012年2月18日土曜日

蓼科だより・227号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー2012年2月18日(土)★
★今回のテーマ:自然耕塾@高山村,ジョン・レノン,

        安中さんのコメント,米国視察報告
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今日は,「自然耕塾@高山村」の初日でした。不耕起移植栽培の勉強塾です。朝起きてみると生憎の小雪模様で,目指す北の空は暗雲が立ちこめていました。

高山村は長野市の北隣,栄村程ではありませんが立科よりは雪が深いところです。朝空を見るまでは菅平スキー場を越えて行こうと考えていましたが,新雪の峠越えは危険だと思い高速で須坂IC経由にしました。
高山村に入ると,道路以外周囲は一面真っ白でした。会場になっている高山村役場の隣にある公民館の会議室に入ると25名程集まっていましたが,塾長の園原先生以外は知らない人ばかりでした。
遠くは岐阜県高山市からの30才位に見える農業後継者もいました。上田,佐久からも数名。

昨年から始めた私の不耕起移植栽培は是非成功させたいと一念発起し,今年は10回程この勉強塾に通うことにしました。
 今日は初日なので,総論とオリエンテーション,そして稲作りの第一歩育苗の講義とその現場見学でした。

人間の食料の60%は主食である米だそうです。先生が一番強調なさったのは,何のために不耕起移植栽培をやるのか,心の中に「主柱をしっかり持て」ということでした。「主柱」とは,「有機肥料を使い無農薬で育てた主食を作るんだ」ということでした。

「収量や雑草処理の問題は付属の問題であり,それが気になるようなら最初からやらない方が良い」というものでした。ごもっともですし,解決済だから言えるのです。
私はこの農法が,科学的裏付けと現場の実証に耐えたものであり,経営的にも優れたものであることを知っているので,上記の話しは当たり前のことですが,初めて聞かれた方は驚かれたことでしょう。

一般的には,有機・無農薬栽培というとちょっと偏執的でオカルトっぽい感じが否めないのですが,この栽培法に関しては,私は確信を持っています。
 「長男が長年アトピーで苦しんでいたが,私が作った米を食べるようになったら1年半で治ってしまった」という先生の話しも,決してこの農法を売らんがためのデマゴーグではないと言い切れます。

ともかく私はこの農法を自分のものにします。園原先生は千葉の岩澤信夫先生のところまで1年間通われた訳ですから,高山くらいは何のそのです!
因に,園原先生は会計事務所をお辞めになって,高山でこの農法に取組まれて9年目だそうです。
日本不耕起栽培普及会 http://www.no-tillfarming.jp/

ーーーーー本「ジョン・レノンはなぜ神道に惹かれたのか」
加瀬英明著:詳伝社新書ですが,すばらしい本でした。日本人のアイデンティティが判り,世界の宗教のことが理解でき,日本に対して誇りを持たせてくれる本です。

自分で書評を書こうと思いましたが,「宮崎正弘の国際ニュース・早読み(9月15日号)」にとても私には書けない良い書評がありましたので<>内に引用させてもらいました。

<意表を突かれる読者が多いのではないかと思う。あのビートルズのジョン・レノンがシントイストだった?
でも表紙を見てびっくり。ジョン・レノンとオノ・ヨーコ夫妻がある日、靖国神社を参拝している写真が配されているのだ。

ジョンは1971年の大ヒット「イマジン」で「♪ 宗教がなければ、世界は平和になる」と歌った。本書の著者=加瀬英明氏は、それを神道の歌だと我流に解釈したという。
本書では、ジョン・レノンを文化論の扉を開けるイコンのように用いながらも独特な日本の歴史と文化を語る。それも世界中に友人知己をもつ加瀬さんならではの、世界的観点から論じる、日本の宗教と文化論である。
キリストもユダヤ教徒、イスラム教徒、仏教そしてヒンズーが比較宗教学の入門編のように論じられ、話題は縦横無尽、どこへ飛ぶのかわからないほどにエキサイティング。
比喩が面白く、慈愛にあふれ、いつものように「加瀬節」ともいえるレトリックは、まるで謡曲を聴いているようにうっとりとなる。いまの日本の論壇で、こうした文章を書ける人が殆どいなくなった。>

(私)イマジンは好きな曲のひとつでしたが,今まであまり意味を判らずに聞いていました。ネットで歌詞を探してみると,これは哲学なんだと感じました。ビートルズの曲にはこういうのが多いです。「Let It Be」もそうです。祈りのように聞こえます。下に1番だけ訳を添付します。

想像してごらん 天国なんて無いんだと
ほら、簡単でしょう?
地面の下に地獄なんて無いし
僕たちの上には ただ空があるだけ
さあ想像してごらん みんなが
ただ今を生きているって...
ーーーーーコメントを頂きました。
こんばんわ、安中です。
農薬空中散布や長野版事業仕分けの話、考えさせられます。
政治不信、行政不信がここまで高まってしまうと、
何をやっても、何を言っても、ダメですね。

これを打破するには、徹底的にオープンな議論を積み重ねていくしかないと思います。
本来、その役目を担っていたのが議会のはずなのに・・・、
今や一番信頼できない存在になってしまいました。
維新の会への異常な指示の高さが、それを物語っています。
だけど、維新の会も、一歩間違えば民主党の二の舞です。

石原都知事の「原発に関するセンチメント」は、その通りと思います。
私の原発事故コーナーでも、再三、主張していますが、先人達が英知を積み重ねて育ててきた原子力技術を捨てることは、あまりにも愚かです。
福島の事故は、硬直した反対派に押されてその場逃れの安全神話で逃げてきたつけの結果です。

ーーーーー日本の”まちづくり”問題を打破するために!
下記報告会は,住宅とコミュニティのことをお考えの皆さんにはきっとお役に立つと思います。

米国の住宅デザインとニューアーバニズム視察ツアー
(2月実施)調査報告会[映像+講義]
3月7日(水)  13:30-17:30  定員20名限定
1米国の住宅デザインとニューアーバニズムの潮流 
2米国から学ぶ日本の住宅産業の進むべき道
3住宅地経営の三種の神器
4日本で最初の本格的ニューアーバニズムによる住宅地開発(荻浦ガーデンサバーブ)
費用:一般¥5,000  HICPM会員¥3,000
場所:「住宅生産性研究会セミナールーム」
東京都千代田区飯田橋2-13-3
参加お申込み
kobayashi@hgkk.co.jpへお願いします。

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これが,公園ですよね!
日本の公園はみな町外れにありますが,何故でしょう!

上田真田まつりの武者行列・決戦劇の参加者を募集しています!
http://www.city.ueda.nagano.jp/hp/shokan/0500/20100302083640805.html

”田舎暮らし”のことなら
http://tateshinadayori2.blogspot.com/

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