2012年2月11日土曜日

蓼科だより・226号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーーー2012年2月11日(土)★
★今回のテーマ:アンモニア退治,戸沢のねじ行事,農薬空中散布論議,諸説

★蓼科便りは,”田舎暮らし”と地域(長野県東信地区)の情報をお伝えします
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  今日は,バイオマス温室のアンモニアガス対策を実行しました。バイオマスから熱気が上がって来る100ミリのパイプ2本の出口に,1斗カンを被せてそこに消炭を充填したのです。
これは農業の先生から教わったアンモニア除去法です。結果が楽しみです。
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8日の朝7時半,上田市戸沢(旧真田町)へ「戸沢のねじ行事」と呼ばれる道祖神祭を見に行きました。東信地区に伝わる伝統行事・祭は全て動画に収めようと実行しています。

ホームページで下調べをしましたのである程度のイメージを持っていましたが,読むと見るでは大違いでした。戸沢地区は約60戸の集落。
そこで子供が生まれると,小学校に入学するまでこの行事に参加する習わしだそうです。歩けるようになるまでは親がおんぶして,台車に乗せたわら馬を引いてお参りする。

「ねじ」というのは米粉で作った柏餅のような餅菓子です。ここの特徴はそのねじが着色されていて,植物や動物を形づくっていることです。それをお重に詰めて持ち寄り,道祖神に供え,お参りした後お互いにねじを交換し合うのです。着色されたねじは全国でもここだけではないかと言われています。

7時半過ぎに始まり8時半頃まで道祖神の前は賑わいました。気温はマイナス3℃ほど。若いお母さん方が多いのに,よくだなあ,と感心しました。凍てついた道路にコロコロとわら馬の台車の音が響く様子は,いかにも子供のための行事だと想わせました。
動画に収めましたのでご覧下さい。

尚,前回ご紹介した北向観音の節分会は,一部修正してアップロードし直しましたのでURLが下記に変りました。

ーーーーー「農薬空中散布・・」について県が応えてくれました!
1月21日に,NPO法人信州まちづくり研究会のブログに掲載させて頂いた「農薬空中散布「効果写真」の不適切性」について,長野県の林務部から2月6日付けで,「情報提供させていただきます」として,メールを頂きました。
それを読む限りでは,ヤマンバの会が行った現地踏査の結果に事実誤認がある恐れがあると思いました。ヤマンバの会事務局長の村山さんも同メールを受けとっていて,県の見解に対して次のような考えを表明されました。

<NPO法人信州まちづくり研究会のブログに掲載されたことが、県知事様に伝わったことから、県農林官僚が動いたのですね。情報化時代を身に染みました。反応があったこと、驚きでした。たしかに伝わったのですね!?
 私宛てにも今朝来ました。こういう疑問・問題点が、堂々とオープンにされて、論議されることはとても貴重だと思います。健全な成熟社会にとっての試金石です。・・・心配し、心にかけて頂き、誠に嬉しく思います。

なかなか、県側の反論の論理構成は苦心しています。決して譲れない一件でしょうね。県職員の優秀な頭脳をもっともっと、必要な場面に有効に活用したらと思うばかりです。論理のすり替え、先入観など多々あります。これに関しては、確りとした「見解」を出すつもりです。私たちはオープンになった以上、堂々と論陣をはるつもりです。>

県林務部の見解と村山さんの反応の両方を同じブログに掲載させて頂きました。下記URLをご覧下さい。

村山さんが「こういう疑問・問題点が、堂々とオープンにされて、論議されることはとても貴重だと思います。健全な成熟社会にとっての試金石です。」と述べられていることはその通りだと思います。

ヤマンバの会は決して反対のための反対をするような会ではないと思っています。県もヤマンバの会も双方とも善意に基づく組織です。今回のやり取りについては私は第三者の立場ですが,ことの根源は情報公開のあり方だと思っています。

今回問題になっているのは,松食い虫防除空散の効果の確認です。適確な情報公開がなされていれば問題になるようなことではありません。事実を示せば良いだけの話しです。
根本に長年の政治と役人に対する不信感があります。その上,玉虫色の曖昧な情報公開しかしていないので,裏に何かあるのではと勘ぐられてしまうのです。疑いを持たせるよな行政になっていることが問題なのではないでしょうか。

今回のことは,県政のあり方を考え・つくる良いチャンスだと思います。県側もヤマンバの会も,自分の主張の勝ち負けではなく,より良い県政の形を創り上げるつもりで公開討論してほしいものです。
大変僭越ですが,行きがかり上成り行きをブログに継続して掲載させて頂きます。

そもそも空散は既に20年以上やっている訳ですから,正確・適確な情報公開がなされていれば,空散の功罪は,演繹法ではできなくも帰納法では証明できる筈だと思うのですが如何でしょう。

ついでに書きたいことがあります。
昨日テレビニュースで,「信州型事業仕分けの結果,8200万円節約できました」との県知事の発表がありました。とっさに,「誰がこんな数字信用するの!」と呟いたら隣の人も同じことを口にして,思わず顔を見合わせて笑ってしまいました。

予算などというモノは,減るもの,増えるモノ,廃止するもの,新規なものもある筈,単純に答えなど出る訳がないと思います。ものごとの捉え方で数字は変ってしまいます。第三者の客観的評価でない限り信頼など得られないと思います。

過去の国・地方の行政の結果,不信感が根底にあることは関係者はご承知でしょうから,何か発表する時にはどうやったら県民の信頼を得られるか対策をして行うべきだと思います。これは阿部知事個人を信用するとしないとかの問題ではありません。

8200万については,もし県の監査委員が発表したのであればどうでしょうか。監査委員がどこまでの権限があるのか知れませんが,もし無ければ付け加えればいいことです。ともかく,信頼してもらえる仕組みづくりが大事だと思います。

空中散布の問題もそうですが,ともかく不信感が出発点になっています。

ーーーーー(日本よ)石原慎太郎「原発に関するセンチメント」
産経に掲載された表記論文は溜飲が下がります。
要約すると,「人間だけが持つ英知の所産である原子力の活用を一度の事故で否定するのは、一見理念的なことに見えるが実はひ弱なセンチメントに駆られた野蛮な行為でしかありはしない」

http://sankei.jp.msn.com/column/topics/column-16849-t1.htm

ーーーーー【正論】慶応大学教授・竹中平蔵 消費税増…
私はこの竹中さんの考え方に賛成です。

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以前にご紹介した『コミュニティデザイン』の売れ行きがスゴイようです!
http://www.gakugei-pub.jp/mokuroku/book/ISBN978-4-7615-1286-6.htm

上田真田まつりの武者行列・決戦劇の参加者を募集しています!
http://www.city.ueda.nagano.jp/hp/shokan/0500/20100302083640805.html

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