2012年2月4日土曜日

蓼科だより・225号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー2012年2月4日(土)★
★今回のテーマ:槌の子編,御香,節分会,バンコクから注文,気になる報道

★蓼科便りは,”田舎暮らし”と地域(長野県東信地区)の情報をお伝えします
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  2月2日は,家(標高約700m)の温度計では初めての真冬日でした。日中の最高気温がマイナス3℃。そして3日朝は今冬最低のマイナス16℃でした。一挙に4℃も最低を更新したので驚きました。
テレビでも各地で最低気温を更新したと放送していました。

今週始め,ついに槌の子編機(つちのこ)を作りあげ,処女作のコモを編み上げました。私の農楽の先生Sさんはとても親切に教えてくれて,モデルにしなさいと自分のを貸してくれました。

少し緑が残っているが程よく乾いたワラは,匂いも肌触りもとても心地よいものです。これが太陽の匂いなんだと思っています。Sさんはコモの効用のすばらしさも教えてくれました。
処女作は半日もかかってしまいましたが良いものができました。その全てを下記動画に収めましたのでご覧下さい。
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昨年末でしたが,棚の片付けをしていたら,ビニール袋に入った香と小さな香炉を見つけました。きっと昔家で,両親がで茶道の稽古を受けた時にでも焚いたものでしょう。

新年から机の上で毎夜焚いています。現役の頃よく鼻にした魅惑的な香りは心が乱れますが,この香はとても気持ちが和らぎ落ちつきます。奥ゆかしい貴賓の香りです。年相応ということでしょうか。
Wikipediaで読むと,総称を御香といい,私が見つけた粉末状のものは抹香というらしい。「香の香りをかぐことで、脳内にアルファ波や、エンドルフィンなどの心地よさをもたらす物質が分泌され、癒し効果がある。」と書かれていました。確かに,実感です!
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昨日3日は,30年ぶりに別所温泉北向観音の節分会に行ってきました。お参りと動画作りが目的です。温泉組合長をやってる友人から見所と時間帯を情報入手していたので,要領よく見ることができました。
「お練り」が2時に常楽寺を出発するというので,駐車場からまっすぐそこに向かいました。
常楽寺は西暦600年代初頭に建立された天台宗の名刹で,別格本山となっており,昨年ご住職半田孝淳老師が天台座主に着かれました。現ご住職はその息子さん。とは言っても還暦は過ぎていらっしゃる。

お練りは,赤・青・黒の三鬼が先頭に立ち邪気を払い,5~60人の子供たちがそれに続き,全国からご祈祷を申込まれた参詣者,七福神,警備の人達等々が約100m程のお練り行列をつくります。
圧巻は,ご住職をお乗せした輿です。まるで平の清盛に出てくるお公家さんの行列そのものです。それが急な石段を下ったり登ったりするのです。

正直,驚きました。乗せてもらっている方も,平然と構えているように見えましたが,内心はかなり怖い思いをされているのではと思いました。
20mもある急な石段を下る時など前は,大の大人が手をいっぱいに伸ばして担ぎ棒を上げているので,まるで空中に座っているようなものです。クワバラ,クワバラ・・。

約1時間かけてお練りして北向観音に着くと,再度そこの本堂で節分会の読経を行い,その後,お招きしている九重親方や星由里子さんはじめ20人程の芸能関係者がお立ち台に上がり,豆まきとなる訳です。3時半頃でした。
終ったのは4時頃。この詳細は,下記Youtubeにアップロードしましたので,そちらをご覧下さい。
北向観音の節分会・田舎暮らし便り295号…

ーーーーータイのバンコクから炭窯づくりDVDの注文!
1月22日のことでした。タイのバンコクから下記メールが入りました。
嬉しいやら,驚くやら!!<>内です。

< はじめまして,バーンタオ・ウエルネスライフプロジェクトの谷田貝良成です。
タイ・バンコク在住です。タイ東北最深部の妻(タイ人)の実家の家業と村おこしのために現在炭窯を作っています。日本から書物を取り寄せたり、タイの伝統的な窯を参考にしたり、試行錯誤している最中に、そちら様のDVDの存在を知りました。 >

(私)現地人と結婚して会社をつくり,タイ国政府観光庁認証旅行業ライセンスをとって,高齢者、並びに障害を持つ方を対象にした、タイ国におけるロングステイ支援プログラム の運営等の事業をなさっています。

デーランボーの下記ブログに詳細をアップロードしました。
http://daylanbo.blogspot.com/2012/02/dvd.html

「炭窯づくりの達人・坂口信茂先生」もアップロードしました。
http://daylanbo.blogspot.com/2012/02/blog-post_02.html

ーーーーー報道のことが気になります。
玉川温泉の悲劇も本当にお気の毒です。ただ,やはり報道に変なものを感じます。玉川温泉と言えばラジウム温泉として有名です。放射線温泉です。
もしかしてと思いWeb上だけですが,朝日,読売,毎日,産経をザッと目を通しましたが,ラジウム温泉であることを書いてあったのは産経だけでした。何故でしょう。

下記<>内はWikipediaの記述です。
<なお、玉川温泉は、放射能を有しラジウム温泉の一種であり、その被曝量は岩盤浴で15-20ミリシーベルト/年と言われている。ラジウム温泉には放射線ホルミシス効果があるのではないかとも言われている。>

放射線という言葉に触れたくない,ましてや放射線が病気治療になるなどということには気配も感じさせないという配慮が透けて見えます。

宜野湾市の問題もどこか変です。2/3日の産経新聞によれば,宜野湾市の職員労働組合では特定候補への協力を呼びかけていたといいます。そっちの方が大問題ではないのでしょうか。何故他の新聞は書かないのでしょう。

円高問題も,損する業種と同じくらい儲けている業種がある筈です。なのに,損失だけしか報道しませんので,全企業が損を出しているように勘違いします。何故悪い面だけ強調するのでしょう。

 放射線の報道,宜野湾市や玉川温泉の報道,そして円高問題の報道にも共通していることがあると思います。それは,良い面は全て伏せておいて,社会の恐怖と不安を煽るようになっていることです。
 とにかく放射線と自衛隊は悪いものしておく,経済は危機ばかりであるとしておく。そうすれば仕事が増え,情報が売れるのです。

自分で読んだ訳ではありませんが,信頼できる学者・識者より太平洋戦争突入前の朝日新聞を始めとする大手新聞はこぞって戦争を煽ったと聞いています。
時の政府も識者も「負ける」と判っていたのに,です。しかも戦後は被害者を装っているとは・・。

何故そうなってしまうのか考えてみました。私の結論は,国民の不安と恐怖はマスコミと政治の餌になる,だからそれらが大きければ大きい程良いということです。

官僚も事件と問題が起きる度に仕事が増えていきます。「早急に対処しろ」と言われると,全て自分達の仕事と予算と利権確保に直結します。神妙に頭を下げ,困ってみせますが,腹では笑っていることでしょう。

恥を話します。私は元建設会社社長でしたから,仕事がないと,良心の呵責を覚えながらも台風の来襲を心待ちにしたものです。この心理は政治家もマスコミ経営者も,たぶん学者も,本能的に変らないんですね,きっと。

 もちろん全員がそうだなんて思いませんが,ただその比率において保身本能的で世論迎合型の方が勝ってしまうのではないでしょうか。
 結果として,社会のあらゆる分野でこのような現象が積み重なって,社会はずるずると破綻か戦争に向かうのではないでしょうか。

以前に書きましたが,猪瀬さんの「昭和16年夏の敗戦」や緒方貞子さんの「満州事変」を読ませてもらった感想も同じでした。判っちゃいても,どうしょうもなくずるずると戦争に突入していったのです。

貧して鈍した男だなんて言われるかな,なんていう心配しながら書いちゃいました。よく勉強もしないで判ったようなことを書いちゃってバツが悪いですが,本音です。

充分な知識が持てるようなら今頃こんなこと書いていません。
田舎者がどんな間違いをするか,というバロメーターにしてもらえれば幸いです。
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以前にご紹介した『コミュニティデザイン』の売れ行きがスゴイようです!
http://www.gakugei-pub.jp/mokuroku/book/ISBN978-4-7615-1286-6.htm

上田真田まつりの武者行列・決戦劇の参加者を募集しています!
http://www.city.ueda.nagano.jp/hp/shokan/0500/20100302083640805.html

”田舎暮らし”のことなら
http://tateshinadayori2.blogspot.com/

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