2012年7月3日火曜日

蓼科だより・246号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーーー2012年6月30日(土)★
★テーマ:今週の農楽,ミミズのことで大発見!「岳の幟」の祭り
★,”田舎暮らし”と地域(長野県東信地区)の情報をお伝えします
★後援:NPO法人信州まちづくり研究会
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  九州・四国地方の皆さんには申し訳ないような気がしますが,空梅雨です。土がカラカラで水くれが日課です。
今週は,カボチャ・白爵とゴーヤ,食べるホウヅキ等を定植しましたが,何れも種から育てました。種からの育て方がだんだん判ってきました。食べるホウヅキは,ほっとステイの子供達と植えました。

カエルに触れなくて困っている女子中学生
断根摘心の大豆栽培は今年も失敗した感じです。定植した直後3〜4日は良かったのですが,今になると活着率は50%くらいかな・・。
原因はどうも苗作りにあると推測しています。苗の貧弱さが気になっていました。昨日,挿木しましたが,新たに17日に種蒔きした丹波のクロマメを,培土と安置場所を変えて育てています。
今週は,ミミズ特集号になっちゃいました!

ーーーーーミミズのことで大発見!感動します!

ほっとステイの子供達に,「ミミズやカエルが嫌いな人間は,食べ物を食べるたり,エコが大切などと口にする資格はない」と教えている手前,ちょっと勉強してみようと思いWebで「ミミズ」を検索してビックリしました。
ミミズって,本当にすごいです!幾つか読みましたが,「ミミズの土壌学」と称したURLから要点のみ抜粋してみます。是非原文を読んでみて下さい。

・大地の虫」として世界でもその有益性を高く評価される
・「蚯蚓」と書いて「ミミズ」と読む。まさか「丘を引く虫」というわけではあるまい。「土竜」「赤竜」「地竜子」などとも書く。
・「竜」の文字がミミズに用いられているというのも単純にその細長い体型からの連想だけではないはずである。ミミズとはどこか尊いものという概念があって初めてこの文字が用いられたとは考えられないだろうか。
・英語でミミズは アースワーム(Earthworm)と呼ばれる。こちらは丘を引くどころか「地球の虫」という壮大な名称である。

・進化論で著名なあのチャールズ・ダーウィンが、後半の約40年をミミズと土壌の研究に費やしており、死の前年には『ミミズの作用による腐植土の形成』(1881年。邦訳『ミミズと土』[平凡社・1994年刊])を出版している。
・「道端に出てくるミミズに 日本人は顔をしかめるが、欧米人はそっと摘み上げて草原(くさはら)の中に戻す」と。

・国内ミミズ研究の第一人者といわれる中村好男氏の『ミミズと土と有機農業』を参考にしながら大急ぎで覗いてみることにしよう。
・ミミズを「自然の鍬」と呼ぶことさえある。つまりミミズの土中を耕す力の大きさを表したものだ。
・土塊や餌をその口吻(こうふん)でせっせと摂取する。その摂取された土塊や餌が糞として排泄されたとき、「黄金の土」とでも名づけるべき滋味豊かな栄養物を多く含む土として生まれ変わる。
・しかも根が吸収しやすい形態へと変化して植物に対してよき肥料となっているのである。
・そして環帯と呼ばれるあたりから排泄される尿は、やはり栄養価の高い培養液となっている。さらにミミズは死してなお、体内に蓄積された高い栄養価ゆえに、死骸が分解されて地味をより豊かにしていく培養基として働くのである。

・ギリシャの哲人アリストテレスは、ミミズのこうした働きを評して「大地の腸」と呼んだ。
・自らの体内で土壌を豊かに変え、動物の腸が体内に栄養分を補給するように、大地に栄養分を摂取させる働きをしている点で、まさに「大地の腸」と呼ぶにふさわしい。
・周辺土壌に比べて、ミミズの糞では窒素が3倍、燐酸が2.5倍、植物に吸収されやすい無機のカルシウム、カリウム、マグネシウムが1~2倍、また植物の腐食物質である腐食酸が14倍にまで高められていたという。
・ミミズが土中を掘り進むことによってそこには無数の穴が開けられる。穴の数は時により1立米中800にも達し、その長さは150~200mにも及ぶ。穴の体積はざっと計算して1~2リットル分もある。雨を浸透させ,土の流壊を防ぐ働きをしているのだ。
・ミミズは、さまざまな物質を体内に蓄積させる働きも有している。この体内蓄積を「生物濃縮」と呼ぶ。カドミウム,鉛など,周辺土壌の数十倍の蓄積をする。

・レイチェル・カーソンの著作には、オランダニレ病のために殺虫剤散布後にコマドリが多数死亡したその理由が、ミミズを餌としたことにあるとの指摘がある。濃縮後のミミズをどうするかも、実は大きな課題なのである。
・ミミズが必須アミノ酸を豊富に備えているところから、これを乾燥後粉体にし、漢方薬として用いることもあり、その豊富で質の高いタンパク質は、いつか人類のタンパク源になることもあるだろうと予測する学者もいる。
・ミミズには全世界でおよそ3000以上もの種類がいるとされる。大型類と呼ばれるものには2 mにもなる南アメリカやオーストラリア産のものもいるが、日本では最大で50~60cm程度だという。
・すべてのミミズにおいて、同等の働きが示されるわけではないことをお断りしておく。

・シマミミズが堆肥棲息型である性質を活用して、生ゴミを餌として与え、その糞から良質の肥料を作り出す「ミミズコンポスト」への期待が高まっている。
・ミミズのサイエンスに関するかなりの話題を取材させてもらった。その簡単なコラムは、写真キャプションに譲るが見せてもらったシマミミズは、間近に見ると、予想以上に美しく淡
い色をした生き物であった。
大地を耕し、滋養に満ちた土に変えることのできるミミズとの付き合いは、環境の時代にあって、今後私たちが長く付き合っていかなければならないテーマとなるかもしれない。
・そう思うとき、コンポストの中でせっせと生ごみを摂(と)りながらこれを豊かな肥料に変えていくミミズの存在に、どことなく愛着を覚え始めた。

(私)不耕起移植栽培の守護神はイトミミズです。畑の守護神もミミズなんですね。しかし,書いてありましたが,汚染土壌の濃縮が怖いですね。
上記抜粋の「ミミズの土壌学」URLは下記です。
ミミズコンポストに挑戦してみたくなりました。もしかしたら良質な培土になるのではと考えたのです。元々私の畑にはたくさんいますし,草堆肥も作っているので簡単にできるような気がします。
別のURLから下記の記事を読みましたら,ますますやりたくなりました。引用記事は,畑ミミズ移入後の土壌成分の変移を見たものです。

東北農業試験場の中村先生上席官は、こういったことを調査されていろいろな事柄が分かってきたようです。ペーハー値、カリウム、EC値は無肥料とほとんど同じでしたが、カルシウムの含有量が増加しました。発芽時期や成長も早くなりました。収穫量は1.6倍になりました。全窒素は3倍、燐酸は2.5倍、置換性塩基類のカルシウム、カリウム、マグネシウムは1~2倍、腐植酸量は14倍も高まりました。ミミズのいない畑では遊離アミノ酸は2種類しか見つからなかったのに対し、ミミズのフン中には33種類ものアミノ酸が見つかっています。その量も多く、非必須アミノ酸のプロリンや必須アミノ酸のバリンは特に多くなっています。これはミミズのいる畑での収穫物にはたんぱく質含量が増加することと関連があると言えそうです。そして連作障害の弊害も軽減されるようです。

ーーーーー長野県メールマガジン [楽園信州 186]より
●インターネット版「広報ながのけん」を創刊しました!
http://magazine.nagano-ken.jp/e8757.html
上田市の別所温泉地区において、「岳の幟」の祭りが行われます。
「岳の幟」の祭りを楽しんだり、「信州の鎌倉」を散策して、のんびりと別所の湯につかる・・・。なんとも贅沢な気分になるのではないでしょうか。
詳細は,http://magazine.nagano-ken.jp/e8753.html より。

ーーーーーまぐジャーナル! <journal@mag2.com>6/26より
高野 孟 2002年に早稲田大学客員教授に就任、「大隈塾」担当。
明治以来の官僚主導体制を打破する改革は、15年や20年かけてやるべきことです。3年間でできなかったからといって、「民主党政権は終わった」とは思いたくない。
たとえば、地域主権国家の実現は、民主党の理念の大きな柱ですが、手もつけていません。政治が官僚から主導権を奪い取り、中央集権の国の仕組みそのものを転換していかなければならない。
何も変わらないまま政権を放り出されても困る、という感じです。・・後略。

(私)同感です。登場する政治家は変わるのでしょうが,これからです。
今回は,感激のあまり,ミミズのことを引用過ぎて頂いたコメントが掲載できませんでした。

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「田舎暮らしコミュニティ」のすすめ!
http://shinshumachidukuri.blogspot.com/2011/10/blog-post_9187.html

”田舎暮らし”動画がYoutubeに300本
http://jp.youtube.com/user/takasukey

Skype名 takasuke6(夜可。スカイプ同士は無料です)

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