2012年7月29日日曜日

蓼科だより・250号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーーー2012年7月28日(土)★
★テーマ:太陽光サウナ,動噴,EMボカシ,お詫びと訂正,トレッキング,佐古先生,スウェーデンの原発
★後援:NPO法人信州まちづくり研究会
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  太陽光サウナだとウソブイテ,毎日農楽していますが。30分も動くと下着は汗まみれ,1時間経つと半袖シャツも襟だけ残して汗で濡れてしまいます。
そんな私を見る人達は,「暑いね〜。大変だね。倒れないでね」と心配してくれますが,サウナ風呂だと思えば,痛快です。気持ちの持ち方だけです。
8月生まれだから強いんです,と豪語してますが,自分が逞しくなっているように感じています。
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去年の倍作ったタマネギを米倉庫に収納し,ニンニクを掘りました。私が掘り起こして妻が拾います。何故かタマネギのできは良くありませんが,ニンニクの出来はとても良かったです。早速料理に使われ,暑さを跳ね返すエネルギーにしています。
農業先輩からお借りしている動噴(動力噴霧器)を使い,役場から借りたジュエット噴口(シャワーのように噴出させる)を装着して,稲と3ヶ所にある畑全部に,EM活性液の葉面散布を実施しました。

病気予防と生育のためです。今後は月2回位のペースで実行しようと計画しています。軽トラに50Lタンク7本と動噴とロールに巻いたホースを積込み出陣です。要領が判れば,半日で全部終了します。
ところが,お借りしている動噴は発動機のマフラーが付いてなくて,ケタタマシイ音がします。1ヶ所人家の側があるので気になっています。JAの修理工場に頼んだのですが,古くて部品がないとのこと!でもエンジンはすこぶる調子が良いのです!

7月末から10月末までトウモロコシを食べ続けられる作り方をやっています。昨日は名古屋の孫にその初便を発送し,畑には,6回目・最後の種蒔きをしました。
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 EMボカシ作りは,1回につきコヌカ量で42Lづつ作りますが,今週の仕込みで今年3月以降で11回目になりました。これも要領が良くなり,所要時間は以前の半分ほど約90分です。
そして品質の精度も良くなりました。以前は紙袋で保管・発酵させていたのですが,4月以降は50Lのポリタンクを使っています。一番下に新聞1日分,トップの内蓋の下にも新聞1日分を湿度調節のため入れます。

ポリタンクなので完全密閉できるのが強みです。そのせいでしょうか,失敗がなくなりました。
先月から始めたEMボカシによる生ゴミ処理もうまくいってます。20年ほど前にやった時には,キチンと勉強しないでやったため,酷い腐敗臭に悩まされ失敗してしまいました。今回は正しい対応ができたので,うまく発酵処理ができ,それを草堆肥づくりに使っています。
わたしなりにポイントをまとめると,空気量の最小化と適正湿度の保持です。それらの原理と勘所が判ってきたのです。楽しみです。
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 ひとつお詫びして訂正しなければならないことがあります。前号で,稲作りについて下記の記述をしました。
<専門家の間では,この葉色と施肥の関係には大きく二つの理論があり,不耕起移植栽培では「への字稲作」という方をとっています。私にはまだことの善し悪しを判断する能力などありませんので,今は先生の教えを忠実に実行するだけです。>

この記述は私の早とちり,間違いでした。今日,自然耕塾@高山村(不耕起移植栽培の勉強会)があったので,先生にお尋ねすると,「不耕起移植栽培は二つの理論のどちらにも組みさない」ということでした。
二つの理論というのは,農薬と化学肥料で稲作りをコントロールしようとする考えにたっており,「農薬や化学肥料を使わず,イトミミズや有益菌類のパワーを使う不耕起移植栽培は全く次元の違う農法である」とのことでした。
お詫びして訂正致します。

ーーTHE BEST OF TATESHINA の4人組が行った
昨秋に続く2度目のトレッキングに参加しました。曇天でしたが,おかげで暑くなく,しっとりと優しい森林の香りと癒しの空気を満喫しました。
癒されるという言葉はこのためにあるのだと,再度実感実感しました。今回は白樺湖畔から女神湖畔まで「役行者越え」と言われる約5kmを,ゆっくりと約3時間かけて歩きました.
記録をYoutubeにアップロードしましたのでご覧下さい。
http://www.youtube.com/watch?v=C4GAVH6hNWw

ーーーーー「志高く生きる」の先生から

毎日メルマガ「元気便り」を発信している大島健作さんのおかげで,以前にご紹介させて頂いたことのある「志高く生きる」の著者佐古利南先生と交信の栄を頂きました。
読ませて頂きましたが,教育に関する日本社会の問題を解明し,対応策を提言しています。すばらしい内容だと思いました。佐古先生からご承諾を頂きましたので,書籍のURLを添付致します。

◯僕は人に役立つことをしたい(表紙付きフリップブック)
http://goo.gl/6IeM7
◯志高く生きる(フリップブック)
http://goo.gl/JqcMS
◯明日へ(フリップブック)
http://goo.gl/A6QxM

ーーーーー安中さんが,原発問題のまとめに入っています

ハルシステム設計ホームページ「第34回:原発を保有する意味とは」からごく一部ですが抜粋します。

<(原発輸出について)それぞれの企業に、様々な地域の国から引き合いがあるという。
国内では福島第一原発の事故により日本の原発メーカーは敬遠されると言う人もいるが、実際は逆である。
大地震、そして津波を受け、たしかに福島第一原発は事故を起こした。
しかし、放射能による人的被害は出さなかったし、原子炉自体は自動で停止した。
その技術力、経験に期待する声が世界では高いのである。

・・中略。福島第一原発の事故は衝撃的な事実であり、国民の意識が「原発反対」に傾くことは仕方ないことである。
再生可能エネルギーへの転換をという声も当然である。しかし節電に努めても、エネルギーの必要量はこの先も増大し続ける。緊急事態ということで動かしている老朽化した火力発電所の事故も増えるであろう。
それらの需要を賄うには再生可能エネルギーはあまりにも力不足である。

・・中略。ちなみに、映画にもなった黒部ダムは出力33.5万KWの水力発電所であるが、建設費は当時(1956~63年)の費用で513億円(関電の当時の資本金の5倍)にもなった。
現在、同等のダムを造ろうとしたら5000億~1兆円はかかると思われる。
100万KW級原子炉5~10基分の費用である。(出力の差を考えると15〜30基分となる)

・・中略。中立国であり、環境問題に関心が深いスウェーデンは、意外に多くの原発を持ち、依存度は50%である。実は、1980年の国民投票において、稼働中の原発12基の全廃を決定した。
しかし、2009年2月にスウェーデン政府は、国民投票において決まった原発の段階的廃止という方針を修正した。

再生エネルギーの開発・普及などによるエネルギー構造の転換は続けていくものの、既存の10基の原子炉の寿命が来た際に新設原子炉による更新が必要とされれば、その更新を認めるという決定を行ったのである。>

(私)安中氏の論調を支持します。こう言うと原発「肯定・推進論者」と指弾されますが,本心は脱原発ですし,「肯定・推進論者」と言われている人のほとんどがそうだと思っています。
現在の国際競争下で,国が生きて行けて,原発に代わって発電する手段があるのであればそれにこしたことはないからです。誰だって少しでも安全な方が良いのは当たり前です。
中立国スウェーデンの決定も現実的妥当なものだと思います。
抜粋したのはごく一部です。是非下記URLをお読み下さい。


原発が最悪の事故を起こしたら,どえらいことになり,国の存亡にも関わるでしょう。しかし,国の存亡に関わる問題は他にも幾つかあります。過去に起こった国家の存亡は,みな原発が理由ではありません。
私がほっとステイで体験した子供達の実情など,数の面からも,全国的であることからも,ことの深刻さから見ても,放射能に負けずとも劣らない重大事象だと思っています。
原発の爆発で吹っ飛んだ建て屋の映像を毎日見せつけられますが,子供達の異常は見えないので判らないだけです。ですが,私には民族の危機と思えてなりません。

だからと言って,原発は無条件で良いなどと言うつもりは毛頭ありません。我々は毎日リスクの選択の中で生きています。家を一歩でたら,絶対安全などはありません。ですから,諸々のリスクのバランス感覚が必要であり,ひとつに偏ることは良くないと言いたいだけです。

生きていられるということは,皆が支えている諸々のリスク(たとえば自衛隊)の配当に与っていると考えられないでしょうか。リスクの配当は受けるが,そのリスクには関わりたくないというのはどこか違うように思えてならないのです。

ーーーーーブログを更新しました

いよいよ始まった,21世紀の”まちづくり”
http://shinshumachidukuri.blogspot.jp/2012/07/21.html

チャールズ皇太子の”まちづくり”
http://shinshumachidukuri.blogspot.jp/2012/06/blog-post.html

ーーーーーYoutubeアーカイブス
虫たちの夏
http://www.youtube.com/watch?v=f03wj0TRzZE

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「田舎暮らしコミュニティ」のすすめ!
http://shinshumachidukuri.blogspot.com/2011/10/blog-post_9187.html

”田舎暮らし”動画がYoutubeに300本
http://jp.youtube.com/user/takasukey

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