2012年8月19日日曜日

蓼科だより・252号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーーー2012年8月11日(土)★
★テーマ:次男の帰国,2020年オリンピック招致,原爆のパラドックス
★蓼科便りは,”田舎暮らし”と地域(長野県東信地区)の情報をお伝えします
★ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー★
  今年の夏は涼しいです。この数日夜は毛布1枚では寒いくらいです,例年ですとシーツ1枚で寝る季節です。
 今年はこの地方は空梅雨でした。野菜は水不足が続いており痩せています。軽トラに散水用と思われつ黄色い大きなタンクを積んで走っているのをよく見かけます。
 私も散水にかなりの時間を割いていますが,農楽を始めた時に設置したミニダムが今でも有効に働いており,天水で散水しています。その時の動画は下記です。
ーー
 今日は,今年4月からカンボジアへ海外勤務(単身)している次男が,家族と共に里帰りしてきました。海外勤務というのは珍しくはなくなりましたが,現実に自分の家族に起こってみると,やはり大きな時代の変化を感ぜざるを得ません。
 次男は大学時代に中国へ2年間留学した経験を持っているので,ある程度異文化への対応力は持っていたのでしょう,何とか現地への適応はできたようでした。
 やはり盆というのはご先祖様がとりもってくれていますね。一家・一族が集う最高の機会です。妻は,大勢押しかけてくるので大変だお金がかかると,口ではぼやいていますが,楽しんでいるのがよく判ります。

 常識を覆すカンボジアの話しを二つばかり披露致します。
 一つ目は,家を継いでいくのは末娘だということ。
 二つ目は,カンボジア人は非常に正直で嘘を言わないということ。次男は,中国で何回も騙された経験を持っているので,カンボジアも同じだろうと思って行ったら全く違ったというのです。
 ついでにもう一つ。気温は40度もあるが爽やかで過ごしやすく,日本の方が暑くてたまらない,と言うのです。
 世の中,何でも体験しないと判らないものですね!
ーー
 私はこの数日かなり忙しい日程をこなしました。今日は8月1日に続く墓掃除。私生活最大の失敗と感じている大きな墓を作ってしまったので,掃除が大変です。一人でやると丸一日はかかります。
 ですが,掃除をやりながら考えました。これもご先祖様の計らいなのかもしれないな。一族で集う良い機会を作ってくれたと思えばいいんだ。数人でやれば半日で楽勝,午後はバーベキューでもやって,一家の将来を語るのが良いのでは,と。
 この地方の習慣では8月1日が墓掃除ですが,我家では8月第日曜日を一族集合して墓掃除とすることに決めました。私の失敗がもたらした福だと考えました。こう考えれば,世の中すべて塞翁が馬です。

ーーーーー猪瀬さんのメルマガから

 2020年の東京オリンピックに絡んでロンドンに行ってきた猪瀬さんがインタビューに応えて「なるほど」ということを話しています。<>内です。

<彼(ポリスロンドン市長)は、イギリスの人口の半分が観光客だと、フランスはフランスの人口以上が観光客だと言っていました。パリとロンドンの違いは、やっぱりパリの方が、観光客が多い。だけど、文化はロンドンの方がある。
 さまざまな、例えば、グリニッジの標準時だったりとか、シェークスピアだとかいろいろある。東京もやっぱり歴史的な都市だと思うんです。
 新しくできた、文化の深みのない都市ではなくて、ロンドンと東京は、それぞれ文化と伝統をもっている都市だと思う。そういうところで、僕たちがやるのがふさわしいのではないかという話をしました。
 やっぱり、街並みが綺麗ですね、ロンドンはね。(ロンドン市長は)こう言いましたよ。「パリは公共の自転車を入れたが、盗難にあう。しかしロンドンも貸自転車を入れたところ1年間でたった8台しか盗まれなかった」と。東京だったら1台も盗まれないだろうね。
 別にパリの悪口をいうわけではないが、ロンドンと東京は、そういうある種の安定した秩序というか、人がそれぞれ真面目で、もてなしの気持ちがあって、治安が良くて、というところが、ロンドンと東京がやっぱり似ているんじゃないかな。
 それと、歴史の重みがある、ロンドンの街を歩いてると。風情があるんですけど、やっぱり東京にも新興国とは違う風情があるんですよね。そういうところを東京に来て、見てもらえれば一番いいと思う。>

ーーーーーアメリカの手先?からのコメント

 前号のメルマガ「国会事故調報告書」にコメントを頂きました。<>内です。

<安中です。まさに私も「アメリカの手先」と言われていると思います。
大前研一氏のメルマガは読みましたが、的を得ていると思いました。事故調報告書は、政府のものも国会のものも、参考にもならない代物です。

まず、技術的な欠陥の有無は、圧力容器の中を開けてみるまでは、本当のことは分からないでしょう。
スリーマイル島の事故も、10年後に原子炉を開けたことで、炉心の45%が溶融していた事実が確認されました。それまでは、100%溶融されたという意見が大勢を占めていました。

福島第一の事故も、技術的な解明には10年は要すると思われます。でも、米国では、全原発を10年間止めることはしませんでした。新設は凍結しましたが、事故から33年後の2012年(今春)に、新設の再開を発表しました。
しかし、この間に米国の原発技術は停滞し、新設の原発は、東芝・ウェスティングハウス(経営的には東芝の傘下)製の原発になるとのことです。

一方、行政あるいは運営組織上の欠陥を「人災」と称しているのだと思いますが、各論がありません。具体的には、私がさんざん「原発コーナー」で指摘した事柄だと思います。
先日「福島で、作業員が線量計を付けずに入った」とマスコミが騒いでいますが、35~40年以上も前から今日に至るまで、現場では、そんなこと半ば常識化していました。
私自身がそうでしたから、「何を今さら・・」の感想しかありません。

安江さんの仰る通り、人災なら「犯罪」ですが、この種の犯罪を裁く法律がありません。よって警察も検察も動くことはありません。>
別メールで,次のように語っています。一部分を<>内に抜粋します。
<結局、(原発の絶対安全論争は)どこまで行っても不毛の論争です。ですから、国民の負託を受けた政治(国会)が判断するしかないのです。
国民は、その判断に不満を持つなら、政治を変えることが出来るのですから。それでダメだったら、日本の民主主義がその程度だということです。

この67年間、世界戦争を防いだのは核兵器だと思っています。人間の英知や平和を希求する心ではありません。一歩間違えば人類全体を破滅に導くのも核兵器ですから、これまた大いなる矛盾です。
これは永遠に解けないパラドックスだと思います。>
ーー
(私)決して安中さんの太鼓持ちをしている訳ではありませんが,私はこの考えに同調します。「国民の負託を受けた政治」とは民主主義は選んだ側に責任があるという都合の良い言葉です。
ーーーーーYoutubeアーカイブス

諏訪湖の花火2011・田舎暮らし便り266号
http://www.youtube.com/watch?v=3JKAaDMulOE

ーーーーーーーーーーーーーー
「田舎暮らしコミュニティ」のすすめ!
http://shinshumachidukuri.blogspot.com/2011/10/blog-post_9187.html

”田舎暮らし”動画がYoutubeに300本以上
http://jp.youtube.com/user/takasukey
ーーーーーーーーーーーーーー
Topに戻る
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

0 件のコメント:

コメントを投稿