2013年2月10日日曜日

蓼科だより・278号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーー2013年2月9日(土)★
★テーマ:庭木剪定,農家の実態,体罰と脳,イラン攻撃,

     平和の幻想
★蓼科便りは,”田舎暮らし”と地域(長野県東信地区)の情報をお伝えします
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 1月14日に降った大雪が陽当たりの悪い部分を残しておおよそ融けました。しかし,気温は今朝もマイナス9℃を記録,節分は過ぎましたがまだ寒さが続きそうです。思い起こせば,15年前の今日は冬期長野オリンピックの開幕3日目でした。

剪定の終ったビャクシン(モロンボ)
庭木の剪定作業は順調に進んでいます。今日はこの辺りではモロンボと呼ばれているビャクシンと手入れができなくて鉢から畑の隅におろしてしまった真柏類(イブキの仲間)4本の剪定が終りました。ビャクシンは12尺の脚立でも峯には鋏が届かず,仕上げは高枝切鋏を使いました。

 針葉樹の香りの主成分はテルペン類であり,総称してフィトンチットと言うようですが,ビャクシンはとても良い香りがします。
 明日一日やれば我家の分は終ります。次は妻の実家ですが,旧家で立派な松があるのでやりがいのある仕事になります。
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 今週はじめ,地元の農業のことを調べたいと思い,町役場農林課の農業担当者に農家戸数について聞きました。ところが,その担当者は農家総数が判らないといい,調べて後で電話をくれることになりました。データのある場所も判らなかったようです。

数時間後,電話があって,農水省の農業センサスに全てが載っていると通知が入りました。なるほど,農水省のホームページに業態別,規模別にかなり細かいデータがありました。
 因に,農家総数というのは,専業農家と兼業農家(第一種と第二種に分かれる)と自給的農家(販売をしていない)を足したものです。農業基本法によります。
 担当者は専業農家数のデータは知っていましたが,兼業の方が判らなかったのです。農業で生計を立てているのは専業農家だけです。

 一件落着しましたが,農業政策について「やはり,そうだったか」という現実が判りました。結果として見えたことは,農水省とJAが危機だと言い立てている状況は行政の末端には存在しないということ,兼業や自給農家は農業と認識されていないことが証明されたことです。
 農政担当者が示した,兼業と自給的農家への無頓着がその証拠です。私はその担当者を悪く言うつもりは全くありません。兼業と自給的農家は,建前・法律上は農家だけど,農業者とはとうてい思えない実態を繁栄しているだけだからです。

 私はかねがね,会社勤めで食っている兼業農家や私のような自給的農家は農業ではない,そのような農家を対象にした農政をやっているから日本の農業は良くならないと考えていました。
 今回奇しくも国政の最末端の担当者が私の考えの正しさを証明してくれました。現実は正直なものだと再認識しました。

 因に,立科町の農家総数は1,180戸で,その内専業農家は230戸で約20%です。ところが,専業農家の実態は,兼業だった退職サラリーマン(務めをやめれば専業)が含まれているので,元々農業だけで生計を立てている農家はこの半分以下だと想定します。

 つまり,農家戸数の90%以上が農業では飯を食っていないことになります。この90%を農業者と認定して,多額の税金をバラまいているのです。農業以外の産業で,それで飯を食っていない人を対象にした政策なんてあるでしょうか。

ーーーーー体罰が脳に異常を来す!
(まぐジャーナル:2/5付巨椋 修氏ブログより)

抜粋:<熊本大学の友田明美准教授(小児発達社会学)が米ハーバード大医学部との共同研究でまとめた結果によると次のようなことがわかりました。

『研究は米国で、4~15歳のころに平手打ちされたり、むちで尻をたたかれたりするなどの体罰を12回以上、3年以上にわたって受けた米国人の男女23 人を対象に実施。
 磁気共鳴断層撮影装置(MRI)で脳の断面図を解析したところ、体罰を受けず育った同年代の22人に比べ、感情や意欲の動きにかかわる前頭前野内側部が平均19.1%、集中力や注意力にかかわる前帯状回が16.9%、認知機能にかかわる前頭前野背外側部が14.5%小さかった。
 小児期に過度の体罰を受けると行為障害や抑うつなどの精神症状を引き起こすことは知られているが、脳への影響は解明されていなかった。今回の研究で脳の萎縮がみられた人については、体罰でストレス下に置かれた脳が、前頭葉の発達を止めたと考えられるという』
(参考・引用 2008年10月24日 朝日新聞より)

 なんと、この研究によると、体罰を長期に受けた人は、脳の発育が止まってしまうことが科学的にわかったということです。それも前頭前野内側部の発達が止まったり萎縮したりするのです。
 前頭前野とは、思考、知覚、行為、人格、適切な社会的行動の調節など人間が人間であるためにもっとも大切な部分の部分が、発達を止め萎縮してしまうというのです。>


(私)今農薬による発達障害が研究されていますが,上記の内容は人為的な原因による発達障害と言えるのではないでしょうか。子供達の発達障害の現実を知ってしまった私は,これは今後社会に大変な問題を引き起こすと考えています。
 発達障害が原因で起こされた犯罪・事件は誰の責任ということになるのでしょうか。今までは,間違いと悪意による犯罪でしたが,今後はそこに異常者によるものが加わることになります。それもたくさんの数です。もう既に起こっているのではないでしょうか。

ーーーーーイスラエルのイラン攻撃!

 浅井隆著「日中開戦」上巻を読みました。面白がって危機を煽るつもりは全くありませんが,これを読んで,十分ありうる話しだと思いました。(立科町図書館にあります)

 この本は,イスラエルのイラン攻撃からホルムズ海峡封鎖,そして世界が破綻の方向に向かい,日本と中国もパニックに落ち入り,中国は共産党独裁政権生き残り手段として尖閣占領,そして日中戦争という想定で書かれています。

 イランは,公然とイスラエル抹殺を叫んでいますので,イスラエルにとっては死活問題,あり得る話しだと思っています。イランの核兵器開発を黙って見ているとは考えられません。
 この本の一部分に少し前のメルマガで紹介した中国の凄まじい歴史のことも書かれています。

 たまたま今夜のNHKテレビニュースで,アメリカの国防長官が「イランが核開発を続けるなら,戦争も辞さない」と発表していました。俄に現実味を帯びてきました。

 原発問題が「想定外だった」で片付けられましたが,この問題を想定外にしたら,とんでもない悲劇が起こるような気がします。想定して,ならないようにしてほしいものです。

 しかし,一方で「何故,イランは戦争覚悟でイスラエルやアメリカを挑発するのか?」という疑問が解けません。北朝鮮と同じなんでしょうか。「核兵器を持たなければ,アメリカにやられる」と。

ーーーーー世界は平和で優しいという幻想

産経「正論」より抜粋:<・・・。今回のアルジェリア人質事件での同国政府の決定も、テロと戦う世界の常識に従った行動である。故に、人質を取られた英国やフランスその他の国はアルジェリア政府の行動を支持したのである。・・・>
防衛大学校教授・村井友秀 世界は平和で優しいという幻想
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130206/crm13020603180001-n1.htm

(私)は,この考えに同調します。しかし,私の次男は現在カンボジアで働いていますが,もしテロにあったり人質に取られたとしたら,自分がどういう行動をとるか自信がありません。ただ,身代わりにならなってもいいし,自分の命乞いはしないと思います。

 判らないのは,何故テロが世界に横行するのかという根本原因です。
どなたかご教授ください。こんなことばかり書いていると右翼だと言われそうですが,決してそうではありません。

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「田舎暮らしコミュニティ」のすすめ!
http://shinshumachidukuri.blogspot.com/2011/10/blog-post_9187.html

農楽のすすめ!
http://tateshinadayori2.blogspot.jp/2011/08/blog-post_26.html

”田舎暮らし”動画がYoutubeに300本以上
http://jp.youtube.com/user/takasukey

メルマガ「蓼科便り」のアーカイブス
http://tateshinadayori2.blogspot.com/

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