2014年7月15日火曜日

蓼科だより・352号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーー2014年7月12日(土)★
★テーマ:キリギリス、畑仕事、アナと雪の女王、

     武石の文化、中国の見方、硫黄島・奇跡の島
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 昨日、キリギリスが鳴いているのに気がつきました。台風一過の青空に鳴き始めるとは粋なことをするもんです。昨年7月20日のメルマガに、「先週からキリギリスが鳴き始めました」という記述がありましたので、合ってます。夏本番ということです。
 今、夜9時過ぎですが、近所に用事があって外を歩きましたが、月が満月かと思われる程大きく明るくて、その前を真白い鱗雲が東に向かって月にレースをかけたような美しさでたなびいていました。台風と梅雨前線で被害を受けた地区の皆さんには申し訳ないような素敵な情景でした。

 田んぼの仕事が一段落したので、このところ畑仕事に集中しています。草退治とネギや大豆の土寄せ、トマトの管理、灰とEM活性液とスギナエキスによる病害虫予防等です。
 今日は、新規にお借りした畑に植えた大豆の土寄せをしました。土づくりしているゆとりもなく定植してしまったので、この際にキノコ培地の完熟堆肥と灰を混入しました。

 基本的には大豆には肥料は要らないと言われていますが、堆肥は土壌改良材として、灰は酸性土の中和剤として入れました。畑の土はpH5.5、灰はpH8〜9なので。
 灰を作るのにコツがあります。当初、剪定枝等を燃やせばそれで良し、と安易に考えていましたが、イザある程度の量を採ろうとすると、それなりの工程管理が必要なことが判りました。
 火が消えた後、よく見ると、かなり量の炭が残ってままです。そして、炭はほとんど中性なので中和剤にはなりません。火が消えた後、残っている炭を完全に灰にするコツを習得しました。

 酸性土の中和は一般的に石灰が使われますが、いろいろと副作用もあるようです。灰は成分は石灰と全く一緒なので私は灰を使うことにしています。心掛けているとかなりの灰を採ることも可能ですので。それなりの手間はかかりますが、お金がかからないのがありがたいです。
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 数十年にわたりお世話になった且つてのお客様だった横浜市の皆さんが招いて下さる親睦会に年2〜3回参加させて頂いています。お客様と業者という関係を越えた人間同士のおつき合いをさせて頂けることが嬉しくていつも感謝しながらの参加です。

 ついでに、今回はディズニーの長編アニメ映画「アナと雪の女王」をみました。話題になっていますが先入観念なしにみました。主人公である大きな魔力をもった美しい女王がいきなり現れてくる突飛さに戸惑いながらの鑑賞になりました。
 さすがにディズニーのアニメは美しく画像はすばらしいと思いましたが、ディズニーはこの映画で何を表そうとしたのか判然としませんでした。真実の愛が世界を救うというだけでは単純すぎるように思い物足りなかったのです。


 家に帰ってからWikipediaを読むと、さすがに克明にこの映画の全てが書かれていて、先にこれを読んでおけばもっとこの映画を楽しめたのではと思いました。
 この物語のポイントは、一つは女王が自分がかけた魔法の解き方が判らなくなってしまったこと、もう一つは魔法の力をコントロールする術が「恐れ」ではなく、相手を心から思いやる「真実の愛」だということに気がつくことだと観ました。

 物語は、女王の勝手な振る舞いがその王国の全てを凍りつけてしまい、国民が危機に晒されます。一国のトップの勝手な振る舞いはその国を不幸のどん底に突き落とします。そこにつけ込んでその王国を我がものにしようとするものも現れます。
 しかし、勇気ある女王の妹アナと氷切りの青年が身を呈して女王を救い、真実の愛に目覚めさせ、魔法の解き方も判るのです。

 私の考え過ぎだとは思うのですが、どこかの将軍様が持つ強烈な魔力と勝手な行動が一国を大変な苦難と危機に晒しています。その将軍様は、被害妄想(恐れ)に陥っているようにも見え、自分の魔力を解く方法も判らなくなっているようです。
 今、現実の世界でアナを必要としているのはこの将軍様ではないでしょうか.ディズニーがそこまで考えているとは思いませんが・・・。

 下記URLにはストーリーも書かれています。これを読まれてから映画を見た方がより楽しくなるような気がします。
http://ja.wikipedia.org/wiki/アナと雪の女王

ーーーーーピザ窯つくりと武石の文化

 田植で中断していたピザ窯つくりが再開され、今日半日行ってきました。このことは完成してから書かせて頂くとして、現地で頂いたギャラリーの情報をお伝えします。小さいけど素敵なギャラリーですよ!

「ガラスと暮らす」展示 7/25〜27、8/1〜3 10時〜16時
8/2にはアロマテラピー講座があります。(要予約)
場所ギャラリークラノマ 上田市下武石700 0268-85-2129
「クラノマ 上田市」で検索して下さい。
尚、手作り石鹸、無農薬・玄米・ジャム・野菜等を販売します。

ーーーーー中国の見方いろいろ!

 アクアビジネスコンサルティングの高田様のメルマガから引用させて頂きました。中国の著名な作家のお話です。視点を変えると、物事は全く違って見えるのに驚きます。しかも真実味があります。10円玉が四角形であるように。

< 1.9.11のお陰で中国は今日の飛躍を手に入れたと分析する中国の友人。
上海で久しぶりに中国で著名な作家と会食しました。鋭い分析眼も持っており、メディアでも本音を書いてしまうので、若いころに共産党からも目をつけられたこともありましたが、うまく、生き延びで元気にされています。現在では彼の著作は中央政府の高官も愛読するくらいの影響力を持っているようです。

(作家)米国がその後10年余りテロ対策に気を取られた結果、中国に対するけん制が弱まり、その結果、中国は経済的にも軍事的にも現在のポジションを獲得することができた。
(作家)ただ、中国はあと30年我慢が必要。30年間、内乱とか大きな問題がなければ、米国を越えることができる。
(作家)中国はなんと言っても大きな国土と人口というこの規模が強みだ。無理に新しい技術を創造しなくとも、それを活用さえできれば十分だ。
(話は歴史に及び)
(作家)日本は、共産党の中国があったからこそ、戦後、発展することができた。
共産党の中国の脅威がなかったら、米国はそんなお人よしでないので、日本を経済的に発展させる余裕を与えなかったはず。
(作家)反対に、戦前日本軍が中国に入ってこなければ、国民党はつぶれなかったはずで、そのお陰で共産党の中国が成立したが、長い間の経済的な停滞をもたらした。

(高田)日本軍は、当時のコミュンテルン、中国共産党の戦略でうまく引き込まれた部分もあるのだろう。その辺はどうみているのか?中国共産党の歴史観を見ていると、自己正当化の為の政治宣伝的な歴史観ばかりが目に付くが、言っている本人たちも、その宣伝の部分を信じてしまって、その裏に隠されたいろいろな複雑は事情を忘れてはしまっていないか?

(作家)それはないと思う。宣伝は宣伝だとしても、裏に隠された部分も冷徹に見れていると認識している。

(高田)最近日本では、中国共産党に対する軍の発言力が強まっているとの分析がメディアで見られるが、どう思う?

(作家)それは絶対ありえない。その理由は、---。(メールでご報告すると本人にご迷惑をかける恐れがある内容なので割愛します。ご興味ある方はお会いしたときにでも口伝します。)

(作家)ところで、この前、日本が尖閣諸島を国有化して中日関係が緊張したときは、高田も相当熱くなっていたね。あの問題は、多分に中国の国内の権力闘争に絡んだ問題で、本質的には日本は関係ないのに、そのときは改めて高田も日本人と思ったね。

2.子供の喧嘩
上海におりますとき、週末は中学2年生の息子を連れて、ホテルのスポーツクラブに行くのですが、そこで、息子がプールで水泳のコーチを受けているときに、ちょっとした子供同士の喧嘩がありました。

(息子の言い分)バタフライをして泳いで折り返しのところにきたら、中国人の男の子が手で水をかけてきたので、こちらも仕返しした。そうしたら、相手はもっと激しく応酬してきたので、自分ももっと激しく報酬したら、大声で中国語でどなりながら、追いかけてきた。
相手は、水中で足蹴をしたので、僕は、相手にのど輪をした。そこでプールの人に止められた。

(中国人の子供の言い分)相手が水をかけてきて、水の掛け合いになったら、いきなり首を絞められた。

プールでは、中国人の子供が日本人の子供に殴られたということで、騒然となり。息子は、水泳のコーチにプールを出るように言われて、悔し涙で私になきついてくる。その後、子供同士の喧嘩ということでコーチがうまく取り持ってくれまして、大事にはなりませんでしたが、息子にとってはとてもいい経験になりました。

(私から息子へのアドバイス)
どちらにせよ、手を出したらお前の負け。ここは中国で、お前は日本人、中国語も中途半端なんだから、周りのひとはお前に味方をしないと考えていたほうがいい。
周りの人は、お前が首を絞めたところしか印象に残っていない。水をかけるくらいはいいけど、相手に罵られても、相手を罵ってはだめ。
特に「馬鹿」は絶対だめ(今回息子も幸い「馬鹿」はいわなかったようで「うざい」とかそういう言い方だったみたいです。)。それで問題あれば、コーチにいいなさい。それでもだめなら親に言いなさい。後でちゃんとホテル側に注意をするから。

と、息子を諭しつつ、なにか最近の日中関係をみているような気がしてまいりました。>

ーーーーー硫黄島・奇跡の島

 下記引用は国際派日本人養成講座のメルマガからです。下段に全文のURLを添付してます。

<■1.「奇跡の島」
 日米の最大の激戦が行われた硫黄島(いおうとう)は、アメリカでは「奇跡の島」と呼ばれている。戦後、日米の生き残った戦士やその子、孫、ひ孫が集まって、毎年早春に合同慰霊祭をやっているからだ。

 青山繁晴さんは、硫黄島で生き残った一人、金井啓さん(当時82歳)と会った時、この合同慰霊祭について、こう語った。

 それなのにそこにやってくるアメリカ軍の生き残りは、自分だけでなくて子や孫、ひ孫に至るまですべてアメリカ国民が支えて、つまりみんなみんな、税金で来ますね。アメリカ国民の支えによって、アメリカの政府とアメリカ軍の支えによってやってくる。

そして亡くなった方々は、ぼくが調べたらケンタッキーに帰った人も、ニューヨークに帰った人も、カンザスシティーに帰った人も、サンフランシスコに帰った人も、みなヒーローになって、そこで褒め称えられて祖国を守った英雄として扱われています。

 ところが日本では生き残った金井さん、あなたは政府が決めた、あんな小さい場所で、そこだけで戦友の遺骨を探し、お金も自分たちで出さなければいけない。そういう扱いを受け、国民からも忘れられ、そして亡くなった方はいまだに滑走路の下や岩の下に閉じ込められたままになっています。

■2.「この違いは何ですか。日米の違いは何ですか」

 日本から遺骨収容に行く人々は自費で硫黄島に渡り、政府に許されたごく一部の地域でしか、活動を許されていない。そして、米軍が作り、今は自衛隊が使っている滑走路の下には無数の遺骨が、今も眠っている。およそ2万人の戦没者のうち、遺骨として収容されたのは、いまだ8千数百柱に過ぎない。>

(私)国を守るために死んでいった人々を慰霊しなかったり、明確におかしな憲法を糺そうともしない国は根本的におかしいと思っています。人間と国の存在の根本に関わる部分に手抜きやごまかしがあってはならない筈です。この報いは必ずあると思います。修証義に業報(むくい)のことが次のように書かれています。

「因果の道理歴然(れきねん)として私なし、造悪(ぞうあく)の者は堕ち、修善(しゅぜん)の者は陞(のぼ)る、毫釐(ごうり)もたがわざるなり、」

 私は、これは真実だと思っています。今青少年に業報が現れているのではないでしょうか。
 
フッターーーーーーーーーー

田舎暮らしコミュニティ・中山道 芦田宿:企画書
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無農薬玄(白)米の販売
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籾殻燻炭の販売
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農楽のすすめ!
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”田舎暮らし”動画がYoutubeに300本以上
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