2012年3月3日土曜日

蓼科だより・229号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーーー2012年3月3日(土)★
★今回のテーマ:バイオマス温室,ニューアバニズム,原発の東芝
★蓼科便りは,”田舎暮らし”と地域(長野県東信地区)の情報をお伝えします
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  今朝,今冬初めてマイナス温度になりませんでした。結局私の記録では今冬の最低温度はマイナス16℃でした。バイオマス温室の温度推移は順調で,この2週間ばかりは毎夜ドアを少し開けていましたが,下がってもプラス2℃に留まりました。
2月11日に装置したアンモニア吸着装置も効果が出ました。検知器がないので濃度の測定はできませんが,匂いは今でも若干残ってはいますが明らかに大きく下がりました。次回は最初からこの仕組みを組み込みます。
温室内のコンテナに植えたジャガイモが,草丈20センチ位に大きくなっています。今月末位に食べられると良いのですが・・。
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昨年の記録を見ると,今日鹿教湯の親友の温室で野菜の種蒔きをやったとありました。今年は鹿教湯で育苗するか,自分の温室でやるか迷っていましたが,自分の温室で育苗することに今日決断しました。
装置が不十分なので昼間の温度管理が問題なのです。換気装置がないので,日中温度が上がり過ぎてしまう。現在でも,ドアを開けてあっても毎日30℃を越してしまうからです。
ですが,妙案を思いつきました。ドアの反対側のビニールシートの一部分を開閉すれば何とかコントロールできると考えました。また楽しみがひとつ増えたようです!(笑)
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3日ばかり前に,田んぼに仕掛てあった給水設備の防寒を取り除きました。水は満杯に溜まっていて,気分が良いです!陽当たりの悪い部分に少し氷が残っていますが,全面にさざ波がたっている様子はパワーを感じます。
今年こそ,不耕起移植栽培を成功させます!

ーーーーー「世界から学ぶ成功する「宅地開発」」(下記URL)

私の”まちづくり”の先生,住宅生産性研究会戸谷理事長のリポートです。
日本の政治も問題ですが,住宅=”まちづくり”問題も深刻です。
2週間ばかり前ですが,上記タイトルでブログに掲載しました。
20世紀初頭から欧米の潮流となったニューアーバニズムの視察報告で,なるほどと納得頂ける内容だと思います。ニューアーバニズムは,一口で言えば,人間の絆を大切にした”まちづくり”です。

以前にご紹介したサステイナブル・コミュニティ「ヴィレッジ・ホームズ」もそのひとつです。

尚,ニューアーバニズムから更に発展した”まちづくり”がアグリカルチュラル・アーバニズムです。ニューアーバニズムに農業をプラスしたのです。グリーンツーリズムのひとつとも言えます。
この成功事例がアメリカ・アリゾナにあります。次回はそれをブログにアップ致します。

ーーーーーW様宛の,原発推進当事者のメールを頂きました。

W様  ・・前略・・
原発事故の責任の総括は我々推進当事者に負わされた大きな課題で、深い反省と、今後の更なる安全な原子炉の開発、改良をやらねばなりません。現役の後輩技術者たちはすでに、設計に着手しています。

渡部教授のような全くの素人が多角的な観点から原発を論じられて(WiLL4月号に「原発興国論」掲載)、真の国益とは何であるかを熱い論旨で語られ心強い限りです。

我々原発メーカ三社は、利益追求のために原発を作った訳ではありません。
オイルショック時の悲惨なエネルギー不足を案じ、30%は原子力により電力を賄えば、水力、石炭火力とあわせ、なんとか民生用の電力は安定供給できるとの考えで推進したものです。
将来のエネルギーセキュリチィと技術がないことによるバーゲニングパワー強化のためを思い、開発推進したものです。

反論はあるとは思いますが、少なくとも30%の原発の維持は今後も絶対に必要です。福島の原発サイトを海水面から東北電力の高さと同じ高さにしていれば(僅か数メートルです)このような事故は起こらなかったのです。 東北電力女川1号機2号機とも東芝が作ったもので、女川1号機は福島の事故原発と同じ設計です。

原発三社の当事者は、原発の利益喪失のために、原発再開を考えている人など全くいないと断言できます。
国益のためのみが最終目的であり、他の商品とは全く違った企業文化をもった人々の集団で、一般の人からみると異質だと思います。
でもその気概が「世界で最も安全で信頼できる原発」を作り上げた大きな要因だと自負しています。
石油国家備蓄は民間を合わせ7カ月前後だと思いますが、核燃料は3年間以上の備蓄があります。
核燃料の生産工程は非常に多岐で、鉱石採掘から原子炉に入れる核燃料までに3年以上のリードタイムが必要で、すでにどこかの生産工程に組み込まれているからです。


私)反原発の立場をとる人達がこれを読めば,原発で金儲けをしている企業の宣伝工作だということになるのでしょうが,そうでしょうか。
 確かに独占企業で横暴な電力会社とつるんでいる東芝の言うことなど,感情的には「何を言ってるか!」と言いたいところですが,しかし,冷静に考えればそうとは思えません。

 ある次元の安全が,それより上にある次元のリスクを誘発する危険性も有り得ると考えるべきではないでしょうか。もっと高い次元で,もっと論理的・比較考証的に論ずるべきだと思えてなりません。

(バーゲニングパワー:国際間の交渉・折衝などにおける対抗力。交渉能力。)

ーーーーーお知らせ

我が安中さんが情報を更新しました。
◆福島原発事故を考えるコーナー
「第31回:最近のトピックスを解説」をアップしました。
http://www.halsystem.co.jp/column/detail.asp?id=93

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これが,公園です!
欧米の公園には,柵も門もありません。
大学もそうです。何故日本の大学には塀と守衛があるのでしょうか?
http://image.search.yahoo.co.jp/search?rkf=2&ei=UTF-8&p=セントラルパーク+ニューヨーク

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