2012年9月22日土曜日

蓼科だより・258号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーーー2012年9月22日(土)★
★テーマ:農楽,自然栽培,「地縁による団体」,日中・日韓問題
★蓼科便りは,”田舎暮らし”と地域(長野県東信地区)の情報をお伝えします
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 前号で書いた獣害対策は,今のところOKです。しかし,一番の収穫期はこれからなので油断なりません。彼らは一番美味しい時に来るのです!
 一昨日夜中に雨が降ったため,電球が割れてしまいました。点灯している時には高熱になっているので,急激に冷やされると割れてしまいます。ビニール袋をかけるだけで良いのに!

 昨日は,豊橋で会計事務所経営の傍ら,微生物活用農法を推進しているメル友が後継のお子さんと共に私を訪ねて下さいました。10年ぶりくらいの嬉しい再訪でした。
 畑と田を見て頂きましたが,野菜の色が薄くてとても良いとお褒めを頂戴しました。3時間ばかり,ケムトレイルやモンサントの農薬などについて最先端の情報をもらいました。ご遠方からありがとうございました。
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 産直新聞の記事で「自然栽培」のことを知り,どんな農法だろうとアマゾンから「ほんとの野菜は緑が薄い」(河名秀郎著)を買いました。上記の「薄い」と一致してます。読みはじめたら面白くて一気に読んでしまいました。
 なるほど,と頷かされることばかりでしたが,本当にそう?と思う部分もありました。ですが,自信を持ってデータを並べて述べているので本当だろうと感じています。

 自然栽培という農法です。農薬も肥料も使わずに野菜を育てる栽培法のこと。但し,不耕起ではなく耕します。
 自然栽培の原理は,「自然のバランスが保たれていれば,肥料や農薬がなくても作物は育つ」。
 「農薬や人工の肥料が入っていない良い土の畑で育った『不純物』が入っていない野菜は病気にかからない,虫がよってこない。
 虫は病気のもとが野菜の中にあることを教えてくれる存在で,病気は『不純物』を出そうとする浄化の作用である」

 山や野原の植物は枯れて朽ちていくが,野菜は腐っていくのは何故か,と問う。
 説得力があるのは野菜の腐敗実験です。キュウリを使って,一般栽培と有機栽培と自然栽培の三つを時系列で変化を観察すると,一般栽培と有機栽培のものは腐り,自然栽培のものは腐らず枯れるのです。
 これをお米でやると,自然栽培のものは発酵を始めるそうです。

 
 以前にOECDの統計を使って日本の単位面積当り農薬使用量が世界一であることを書きましたが,それだけでなく化学肥料や堆肥類も含めて人工のものを農地に投入することは自然のバランスを崩してしまうというのです。
 そこから採れる野菜は,バランスが悪いので生命力とエネルギーが弱い,だから腐るのだと。

 能書きはこのくらいにしますが,この本の著者河名秀郎氏は,ナチュラル・ハーモニー(本社東京)を設立し,野菜の流通と自然食レストラン事業を展開しています。更に消費者に対して「医者にも薬にも頼らない生き方セミナー」を開催している。ウ〜ンと唸らざるを得ません。

 しかし,読み終えてから一つ疑問が残りました。山や野原の植物はほとんど人間による収奪がないのでその場所で循環しますが,人間が果菜を収奪する農場では循環が成立ちません。そのことが本には書いてなかったのでお聞きしてみようと考えています。
 ですが,30年以上の実績がありますから,きっと納得の回答があるだろうと思っています。

 食の安全を考えるのであれば,この本は役に立つと感じました。

 ユシカフェの常連さんの中に,この自然栽培で稲を作っているメル友がいることを思い出して見に行ってきました。
 無肥料・無農薬で5年目だそうですが,立派な稲でした。慣行農法と比べると分けつ数も穂も小さめですが,肥料をくれた私の稲より良くてショックでした。

 世の中にはいろんな農法があるものですね。1ヘクタール以上の田んぼを,手植えで,しかも1本植えで立派に生育している田んぼや,上田市武石では本人がビックリするほど早生ですばらしい稲になった田んぼもありました。
 同じく武石で,標高800m以上の谷間の田んぼで,信じられないほどたわわに実った田んぼも見ました。コシヒカリは無理だと言われている場所でのことなのでビックリです。
 何れも立派な稲でした。私自身は不耕起移植栽培を推進して行きますが,いろいろ見させて頂くと非常に参考になります。

ーーーーー「地縁による団体」に安中さんからコメント

<昨年、私の家に故郷の新潟の町から見知らぬ人が母を訪ねてきました。その方の話を聞いてびっくりしました。農業を営む方で、地域の協同組合の代表をされていましたが、安江さんの仰っているような問題に突き当たったということなのです。

それが、なんで私の母のところに・・となるわけですが、戦前、母の実家はその地方の大地主でした。農地解放で大半の農地は失いましたが、山や池などの地権は残りました。でも使い道のない土地で一族の誰も関心を寄せないまま、代が代わっていきました。
 いつしか、それらの土地は、共有地となったり誰かが埋め立てたり山を崩したりして農地になっていったようです。しかし、協同組合としてそれらの土地をまとめて所有しようとなった時、母の実家に所有権があることが分かったそうです。

 しかし、祖父母の代はみな亡くなっていますし、その子供の多くはバラバラに都会に住んでいます。
そして、母もその一部を相続していることになっていたと言うことです。組合の代表の方は、やっと母を探したということでした。

 母から相談されたので、無償譲渡することにして、手続きをしました。その時は、農地解放から65年も経ってとびっくりしましたが、安江さんのメルマガを読んで、各地にあることを知りました。
 行政の怠慢以外の何者でもありませんね。 >

(私)各地に山ほどあるのです。次回選挙はこれをとりあげてくれる政党に入れようかな?誰もとりあげてくれなかったら,棄権かあ!

ーーーーー情けない日中・日韓問題

 HAL通信9月18日 と21日の臨時号にある日韓・日中論には頷かされます。私が頷いたところで何の意味もないのですが,皆さんも一読してみてください。

 NHKなどの論調とは全く違い,「日韓、日中、対立の根っこは,この1世紀の間、両国にマグマのように溜まってきた日本への恨み、妬みといった感情が爆発したのです。」と始まります。
 メルマガを受信していない方は下記URL「News & Release」から読むことができます。
http://www.halsystem.co.jp/
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 更にいつもの貴重な情報を下さるW氏より相呼応した下記情報を頂きました。

 英語ですばらしいプレゼンテーションをする外国育ちの日本人谷山雄二朗さんが,Youtubeで世界に向けて発信しています。是非,このYoutube「GEISHA, TONY BLAIR & COMFORT WOMEN」(日本語のテロップあり)を見て下さい!

 内容は私の知識と一致していました。証拠をたくさん並べて論理的で説得力のあるプレゼンです。こんな日本人がいることを誇りに思います。みなさん,国内・世界の友人に広めて下さい。
http://www.youtube.com/watch?v=9bOw0uhgfrY

 この動画の中で,谷山氏は河野談話を「日本人による愚鈍な自爆テロだった」と言ってます。現在の慰安婦問題の起爆剤となったこの談話を出した河野洋平のような人物に衆議院議長をやらせる政党や国っていったい何でしょう!
 何故こんなひどいことがまかり通るのか不思議でなりません。自民党がダメになり,日本の政治がダメだと言われるのは当然ですね。

 HAL通信9/21臨時号で次のように述べています。私も全く同感です。
<自民党は、次の選挙で政権に返り咲く可能性が高いですが、慰安婦問題も竹島も尖閣も、みな、かつての自民党政権の大失策のつけです。このことをきちんと日本国民に総括し、謝罪すべきです。それが無いとしたら、政権につく資格はありません。>
ーーーーー話題の首相公選制

 私は長年首相公選制をやるべきと考えてきましたが,内容をよく知りませんでしたが,良い解説がありました。
 下記URL「希望あるれる日本へ!オープンセミナー」に,明治学院大学法学部教授川上 和久先生の判りやすい講義が収録されています。全60分で,判りやすいです。

 下記画面にあるのは2分間だけの紹介版です。全編を見るには,右サイドメニューにメールアドレスを入れると,メールで全編版URLが送られてきます。
http://www.kibounippon.jp/seminar/study/mov.php?email=takasuke@mitsuyakogyo.co.jp

ーーーーー是非見て頂きたい動画”街づくりの真髄”

”まちづくり”とは何か,がよく判ります!
英国・ドイツの”まちづくり”-1・田舎暮らし便り280号(蓼科より)

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「田舎暮らしコミュニティ」のすすめ!
http://shinshumachidukuri.blogspot.com/2011/10/blog-post_9187.html

”田舎暮らし”動画がYoutubeに300本以上
http://jp.youtube.com/user/takasukey
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