2012年9月2日日曜日

蓼科だより・255号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーーー2012年9月1日(土)★
★テーマ:ダイコン種蒔き,ユメノコーン,アメリカの鏡・日本,
     イタリアのグリーンツーリズム
★蓼科便りは,”田舎暮らし”と地域(長野県東信地区)の情報をお伝えします
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 午前10時頃から午後4時頃までは結構暑いですが,それを過ぎるとす〜と涼しくなります。相変わらず,昼と夕方,襟までグッショリ汗で濡れた衣類を着替えています。
 夜は,スズムシの音が部屋の中まで響いてきて,時に合唱のように聞こえてくることがあったり,他の虫達の声が混って,リズムも感じられ,まるでアンサンブルを聞いているように感じる時もあります。
 真夜中も鳴いています。何時眠るんでしょう!
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 土作りが間に合わない時は,稲の育苗トレイにペーパーポットを置いて種蒔きします。8/19日には総太りダイコンと青首ダイコンを,26日には須坂のメル友から頂いたアジマルミというダイコンを撒きました。土作りのための時間稼ぎです。

 そして昨日,ハサミでおろ抜きならぬおろ切り(こんな言葉があるのか知りませんが)をやりました。昨年先輩から教わった方法で,楽にうまくできます。
 土作りは,EMボカシと籾殻燻炭を基本として,先週から昨日にかけて行いました。2週間以上はおきなさいということなので,8/19日の苗は9/8日頃には定植できると思います。

 ユメノコーン(トウモロコシ)は,1〜3番作りまでは食べ終わり,4,5,6番作りのが順調に育っていて,4番作りはもうすぐ食べられそうです。評判が良いので楽しみです。

ーーーーー『Mirror for Americans: Japan』 (アメリカの鏡・日本)

 農楽の記事を楽しみして下さっている方には申し訳ありませんが,今回この本の内容が余りにも強烈だったので,スペースを大きく使いました。この本に気をとられてお伝馬仕事(共同作業)を忘れてしまい,出不足を取られました。(笑えない)

 前回のメルマガに対する安中さんのコメントからご紹介します。<>内です。
<ヘレン・ミアーズの『アメリカの鏡・日本」は十数年前に読みました。友人から「あの書はスゴイ。根こそぎ自分の考えが変わったよ」と言われていましたが、日本では手に入らず、言われてから2年後にやっと手にしました。
 友人の言ったとおり、私も衝撃を受けました。何より、現役の占領軍将校だった人が書いた報告書に対してです。
 一番印象に残った箇所は、「開戦前、米国政府は『日本は天皇ヒロヒトをホワイトハウスの椅子に座らせようとしている』との報道を意図して全米に流し、米国民の戦意を煽った」というくだりです(原文とは少々違う訳ですが)。
 当時の日本もびっくりですね。そんなことを考えていた日本人は、ただの一人もいなかったと思いますから。>

(私)安中さんはさすがですね。私は全く知りませんでした。昨夜読み終えました。
 読んでいて,何ともやりきれない悲しみと憤りを覚えました。悲しみは太平洋戦争の日本とアジアが辿った運命に対してです。憤りはアメリカと白人社会に対してです。こんな感情は初めてです。
 自分の歴史観と世界観が変わってしまった気がします。

 日本が残虐行為をしていないなどと主張するのではありません。日本のそれを裁けるというのなら、原爆投下はどうなのか,西欧列強の植民地支配はどうなのか,というようなことです。
 原爆を投下した国が,他国の残虐行為を罰するなどということが何故できたか理解できました。アメリカと連合国の唱える民主主義の法と正義なるものは,征服のための擬制だった故にだということもです。

 本を紹介して下さった祇園のメル友が言っていたように,日本人必読の書だと思います。読まれている方も多いかと思いますが是非お読みになって下さい。できましたらご感想をお聞かせください。
 もちろんこの本に書かれていることが100%正しいかどうかは私の計り知れるところではありません。ただ,判断材料が政府・公式機関や権威あるマスコミの詳細な記録文書なので説得力があることは事実です。

 この本は今様に言えば,米英を主とした当時の列強が日本に対して行った謀略と罪についての内部告発だと思いました。マッカーサーが日本訳出版を禁止したのが判ります。
 アメリカの凄いところは,本国では書いた年(終戦3年目,戦犯処刑の年)に出版していることです。さすが,自由の国です!日本が逆の立場だったら恐らく出版されなかっただろうと推測します。

 前回の蓼科便りに転載した加瀬先生の大東亜会議のことも全く同じ論調で書かれていました。敵国だったアメリカ人が書いているところにハッとさせられます。

 適切だなと感じた書評「本を読もう!!VIVA読書」から,<>内に一部を紹介します。
<(著者は)日本、中国にも長く滞在し、当然アメリカ軍の占領政策を実行する側の一員です。本書で、日本がなぜこのような戦争を行なったかを冷静に分析したうえで、自分たちが裁く側にまわったことに、“アメリカ人の信奉する法と正義の哲学に著しく反している” と直言します。

 本書は東京裁判の判決の年(1948年)に書かれたものですが、アメリカ側の一部に、こうした考えがあったことも、マッカーサーの議会証言同様、注目に値します。本書の存在が、広く知られるようになったのはつい最近です。内容からして、当時のマッカーサーが出版を許すはずもなく、日本では長く伏せられていたためです。>

 何故日本を擁護しているようにも受けとれる敵国の女性が書いたすばらしい本が日本で話題にならなかったのか,不思議でなりませんでした。そのことを考えながら読んでいたら,一つの推論が浮かびました。
 アメリカ(マッカーサー)は,史上最大の戦争遂行に際して,日本に対して行った凄まじいプロパガンダと人種差別としか言いようのない外交謀略を暴かれたくなかった。
 そして日本では,この本が翻訳・出版された昭和28年頃は,共産・社会主義が大きなうねりになっていました。
 マスメディアも左傾化したものが多く,彼らにとっては戦前の軍政体制はもちろんのこと,当時の日本の体制を根本から覆したかった。だから少しでも日本の体制を有利にするような解釈のものは邪魔だった。
 このような前提に立つと,アメリカの思惑と左傾化した日本のマスメディアの利害が一致したのでこの本は闇に葬られたのではないか,とです。

 そこで,安中さんにコメントを求めました。
<安江さんの仰るとおりです。日本のメディアは本書を完全に無視しました。そのため、開戦に至る真実は隠されてしまったのです。

 その一方で、後からでっち上げと著者自身(「私の戦争犯罪―朝鮮人強制連行」吉田清治著)が白状した「慰安婦」を大々的に広めたのは朝日新聞です。
 その前に、韓国に乗り込んで、慰安婦の強制連行というウソを韓国内に広めた人がいます。福島瑞穂弁護士(現社民党党首)です。その後に、朝日新聞が大々的に連載という形で広めました。しかし、今に至るまで謝罪文一つ出していません。>
 祇園のメル友が言っていたように,日本人必読の書だと思います。既に読まれた方も多いかと思いますが是非お読みになって下さい。できましたらご感想をお聞かせください。
 もちろんこの本に書かれていることが100%正しいかどうかは私の計り知れるところではありません。ただ,判断材料が政府・公式機関や権威あるマスコミの詳細な記録文書なので説得力があることは事実です。

 「鏡」というのは,日本帝国がやったことはそのまま欧米列強がやってきたことですよ,という意味のようです。

ーーーーー[matiza] 8/30メルマガ紹介

(私)今春フランスのツーリズムについて学ぶ機会がありましたが,イタリアもフランスに負けないグリーンツーリズムをやっているようです。
 NPO法人信州まちづくり研究会が主催して,北欧にエコヴィレッジやコウハウジングを視察に行ったことがありましたが,ヨーロッパ全般に自然志向が強く,グリーンツーリズムにも関心が高いように感じます。
 お国がらなんでしょうか,それとも民族的なDNAが影響しているんでしょうか。アジア地域ではあまりこの種の話題がないように感じています。
 気取って言えば,経済一辺倒からの脱却志向ということでしょうか。日本もこの方向に向かうべきだと考えています。
 このメルマガ[matiza]は,”まちづくり”に関する良い情報を流してくれます。下記URLから内容を読むことができます。グリーンツーリズム=田舎の活性化に関心をお持ちの方でしたら承けると思います。

『なぜイタリアの村は美しく元気なのか
        市民のスロー志向に応えた農村の選択』
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「田舎暮らしコミュニティ」のすすめ!
http://shinshumachidukuri.blogspot.com/2011/10/blog-post_9187.html

”田舎暮らし”動画がYoutubeに300本以上
http://jp.youtube.com/user/takasukey

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