2013年5月11日土曜日

蓼科だより・291号〜田舎暮らし情報

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★テーマ:干ばつ,魚に恋したシェフ,TPP,北斗七星,

     韓国の惨状!
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 おかげさまで田植えの助っ人が集まりました。
 八王子から小さなお子様二人連れのご夫婦と地元で3人です。
 これで大丈夫です。あとは如何に楽しむかを考えます。
 ありがとうございました。

 9日には,今年初めてのほっとステイの子供たちを受入れました。横浜市の中学2年生でしたが,今回は珍しく「オヤッ」と思うのもいなくて素直で良い子供達でした。
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今日,係わりのある隣町の土地改良区から「干ばつによる農業用水不足のお知らせ」という通知文書が届きました。やはり!

 その場所は,30年ほど前に完成した大掛かりな蓼科山麓の農業用水総合開発事業によって女神湖(このために造られた人造湖)の水が引かれた農業地帯です。中山道望月宿を数キロにわたる逆サイホンで潜り抜けた台地「御牧ケ原」です。風光明媚で広大な農業地帯です。

 総合開発によって水が引かれるまでは,天水(雨水)しかなく,そのために300程の溜池があります。水には大変な苦労をした地域です。昔は水の為に争いが絶えなかったと聞いています。

 「ご承知のとおり,この4月〜5月は,極めて降雨が少ない中,蓼科より供給される用水も本年は雪解けが早かった為,既に用水が底を突く状況です。そのために・・・」と説明されていました。
 妹が女神湖近くでレストラン&プチホテルを経営しているので,聞いてみると「確かにかなり減っている」とのことでした。

 現実問題として,4月上旬からこれまで,ほとんど雨が降らず,畑の土もカラカラで,蒔いた野菜種もゼンゼン芽を出しませんでした。植えた苗もそのままで2週間経っても全く成長しません。
 だから,地元の直売所にも野菜が出てきません。
 私は幸い,自慢のミニダムがあるので,ジョロで毎日のように散水を続けましたが,涸らさないようにするのが精一杯で成長はしませんでした。ジョロで表面が流れるほど水をくれても,後で確かめてみると表面が1センチ程濡れているだけで下はカラカラでした。

 ところが,今日は雨でした。本当に恵みの雨です。さんざ恋いこがれた雨でしたから,今回ばかりは雨のありがたさが身に沁みました。午前中は小降りだったので,じれったい想いで外を見つめていましたが,午後になってかなり降り込んでくれました。

 ここまで書いて,霜予報もあったので,懐中電灯を持って笠さして畑の点検に行って見ると,何と,今まで見えなかったトウモロコシや葉物野菜が一斉に芽を出しているではありませんか!トウモロコシなど,4月10日に蒔いた種と,4月26日に蒔いたのと一緒です。

 また,15日も前に定植して,全く育っていなかった野菜類も一気に伸びました。雨の力はスゴいです。雨後の筍という言葉がありますが,見る見る伸びるという感じです。雨に飢えていたんですね!

 雨は水と共に,大気中から窒素と炭素(Co2として)を台地に運んでくれるようです。光合成によって,植物は炭素と水素を取り込み,糖類をつくり,酸素を大気中に供給します。私は中学時代に炭酸同化作用として教わりました。

 今,雨が止んだようです。静かな雨でしたが一日降ってくれたので良いお湿りになったと思います。

 アフリカや中東の様子をテレビで見ると砂漠ばかりです。ヨーロッパや南北アメリカでも緑が全く無い砂漠や岩山がたくさんあります。自然保護に熱心なのが判ります。
 しかし,日本ではそんなところはありません。日本は天国のような国だと思います。放って置けば森林になってしまいます。自然保護ではなく,自然管理が必要だと思っています。
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「何故,私は稲を手植えするのか!」を,ブログにアップロードしました。

ーーーーー魚に恋したシェフ!

 不耕起栽培の園原先生より頂いた動画情報ですが,NHKでも放映したようです。TEDというアメリカのグループが流していますが,そのアーカイブスを見ると世界レベルの著名人の学術的講演記録のようです.他も見たくなりました。

「ダン バーバー”魚と恋に落ちた僕”」(下記URL)
 これを講演している男性は,近年アメリカのベストシェフに選ばれたそうですが,ユーモアたっぷりに意味深長なことをずばり語っています。それも空想ではなく,事実に基づいて,すばらしいです!

 彼の言葉をチョッピリ引用します。
「食糧生産量が足りないから飢餓が発生しているという考え方が過去半世紀の世界の食糧政策を支えてきた。しかし,飢餓は生産量からではなく。分配の不平等から生じている」
この養魚場では餌を与えない。生態系が豊かだから,魚は自然にあるものを食べている」
「今,我々に必要なのは,農業に対する画期的な思考法だ。食べ物を本当に美味しくする考え方だ」
「命のつながりを大事にする農家を見習おう。彼らこそが味を大事にするからだ」

 もう一つ,「驚くべきフォアグラ物語」
http://www.ted.com/talks/lang/ja/dan_barber_s_surprising_foie_gras_parable.html
(私)「生態系が豊かだから,魚は自然にあるものを食べている」。この言葉は,我々がやっている不耕起栽培の考えと同じです。不耕起移植栽培では,「生態系が豊かだから,稲は自然にあるもので育つ」のです。
「農業に対する画期的な思考法」も同様です。

ーーーーーシツコク,TPP!

伊藤元重の新・日本経済「創造的破壊」論・DIAMOND onlineより
『日本がTPPに参加すると、
本当に“米国の思うまま”にされてしまうのか?』
< 最近、一部の大学教員のグループが、TPP参加に反対する要望書を出したという記事を見た。どのような経済学者が参加しているのかと思ったが、その多くはマルクス経済学者の方々だった。
 たしかに、米国は貿易交渉で強引な動きをすることが少なくない。米国のやり方を押しつけてくる。日本も、日米貿易摩擦で長らく交渉を続けてきたが、米国の要求のなかには理不尽なものが少なからずあった。今回のTPP交渉参加への条件として米国が出してきた自動車関税の維持もそのようなものだ。
 ただ、日本と米国の利害を二国間関係だけで見てはいけない。アジア太平洋でどのような制度を構築していくのかという点で見れば、日本と米国の間には共通利益のほうが多いからだ。
1980年代後半、APEC(アジア太平洋経済協力)が形成された。日本もこの会議成立のために積極的に動いた。当時、この会議に深く関わっていたある政府関係者から、次のような興味深い発言を聞いたことがある。
「日本は米国との二国間交渉で大変な思いをしてきた。しかし、日本と米国の関係を二国間ではなく、アジア太平洋という広い舞台のなかで見ると、両国はむしろ共通の利害を持っている面が非常に多い。そうした共通利益で協力できる機会を持つためにも、APECに日本と米国が参加することには意義がある」というのだ。
 この指摘は、TPPにもそのまま当てはまる。アジア太平洋で貿易自由化を進め、さまざまな制度の構築を進めていくことは、日米両国にとって大きな利益がある。この地域で突出した2つの先進工業国として、共通する点のほうが異なる点よりも多いのだ。
 後略・・。>

ーーーーー北斗七星

 数日前に久しぶりに夜空を見上げました。北斗七星は春が一番高い位置にくるんですね。ほぼ真上にあります。オリオン座は既になく,御者座と双子座が沈みかけています。
 今年の冬は,何故かほとんど星空を見ませんでした。たぶん,稲の苗作りに夢中だったからでしょう。私は星座にまつわるギリシャ神話が好きです。神々が人間にそっくりだからです。オリオン座の物語をご紹介します。

< カリストは月の女神アルテミスにつかえていましたが、ある時、大神ゼウスにみそめられアルカスを産みました。
 これを知った処女神アルテミスは激怒し、カリストを醜くく大きな熊の姿に変えてしまったのでした。醜い熊の姿になってしまったカリストは、胸を引き裂かれそうな思いでアルテリスのそばを離れ、産まれたばかりのアルカスを置いて、森の奥へと姿を消してしまいました。
 それから幾年月が過ぎ、アルカスは一人前の立派な狩人となりました。
 ある日アルカスが獲物を求めて森を歩いていた時のこと、熊として森で暮らしていたカリストは、偶然茂みの向こうからやってくるアルカスを見つけました。
 熊になってしまったとはいえ、カリストは息子のことを忘れたことはなかったのです。息子に出会えた嬉しさのあまり、カリストはつい我を忘れて、茂みから飛び出してしまいました。
 ところがアルカスには、茂みから突然飛び出して来た熊が、まさか自分の母親などとわかりようがありません。アルカスは慌てて持っていた弓に矢をつがえ、熊の心臓に狙いを定めて弓を引き放ったのです…。>
(私)さあ,どうなったでしょう? 続きは,下記URLをお読み下さい。

ーーーーー韓国の惨状!

 国際派日本人養成講座のメルマガにビックリしました。韓国は相当に酷いことになっているようです。見出しだけ抜粋します。詳細は下段のURLを開いて下さい。
< 夢も希望もない韓国経済~ 外国資本に貢ぐ輸出企業、窮乏化する国民
 IMFに構造変革を強要され、外国資本の餌食になった韓国経済の悲惨。
■1.「夢も希望もないウリ(我らが)社会」
「大学新卒者が5人集まれば正規雇用は1人だけ。3人は非正規、1人は無職」とは、韓国の大学卒業者の就職状況である。その就活(就職活動)の苦しさは、日本以上だ。
■2.同世代の6人に1人が国を捨てる
■3.世界一となった自殺率
■4.韓国企業の躍進と韓国国民の窮乏化

■  >
 下記URLから原文を読むことができます。
http://archive.mag2.com/0000000699/index.html

(私)この中に自殺率のデータが入ってますが,日本も問題です。世界第5位です。日本の問題は,経済的にはるかに豊かなのに高いということです。経済力と幸福度のアンバランスが,何故かエコノミックアニマルという言葉を思い出させます。

ーーーーー地元イベントのお知らせ

 5月31日から6月9日まで,蓼科牧場の御泉水にて,シャクナゲ祭が開催されます。白樺高原山麓駅からゴンドラに乗り,山頂駅が御泉水入口です。ゴンドラ往復,入場料,ランチ合わせて2,000円です。
 ガイドを頼むと500円加算になります。

 尚,6月8日夕方から,ロッジ・グランシャルモにて,ビバップの名ピアニスト太田寛二他によるJAZZ LIVEがあります。昨年は大好評でした。
 お問い合せは,0267-55-6255 まで。

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「サッチャー首相と住宅政策」
http://shinshumachidukuri.blogspot.jp/2013/04/blog-post.html

「田舎暮らしコミュニティ」のすすめ!
http://shinshumachidukuri.blogspot.com/2011/10/blog-post_9187.html

農楽のすすめ!
http://tateshinadayori2.blogspot.jp/2011/08/blog-post_26.html

”田舎暮らし”動画がYoutubeに300本以上
http://jp.youtube.com/user/takasukey

メルマガ「蓼科便り」のアーカイブス
http://tateshinadayori2.blogspot.com/

ケイタイ 090-3148-0217
Skype名 takasuke6(夜可。スカイプ同士は無料です)
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