2013年6月9日日曜日

蓼科だより・295号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーー2013年6月8日(土)★
★テーマ:「手一本植33」田植え,橋下発言,

     かわいそうな子供たち
★ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー★


 6月2日(日)には予定通り田植えをすることができました。
 助っ人は,東京から参加して下さった6才の女子と1才3ヶ月の男子を連れた若夫婦と,お馴染みの武石の宮下さん一家3名でした。1才3ヶ月の男子は,丸一日泣きもせずに,お母さんと一緒に我々の癒し役をしてくれました。

 手植えは,宮下和美さん以外は全員が初めてでした。もちろん私もです。しかし,交代でやると,疲労も大したことはなく楽しくできました。
 9時に開始して,夕方5時には僅かを残して終了しました。
 晴時々曇り。お天気も暑くなく寒くなく,そよ風が吹いて最高の田植え日和でした。

 お昼は恒例のバーベキュー。妻が前日,肉の買い出しをし味付けしたものを焼きます。バーベキューコンロは,20年程前になりますが,オレゴン市で買ってきたダンコック製スタンドBBQコンロです。とても使いかっても恰好も良いコンロです。近い内にYoutubeにアップします。
 爽やかな新緑の青空の下で,仲間と食べるバーベキューは最高です。牛,豚,鶏,ニジマス,野菜,そして天然ミツバの天ぷらとおむすびで完結です。

 この稲作りシステムを「手一本植33」と名付けることにしました。

 この由来をお話しします。
 昨年春でしたが,佐久市望月のIさんがが手植えの一本植えで条間30センチでやっていることを聞き,夏から秋の収穫まで観察させて頂きました。結果はすばらしいものでした。
 20本以上に分げつし,1本の穂には150粒もの籾がついていました。一粒の籾(もみ)が3000倍以上になるということです。ビックリ仰天でした。宮下さんにも見て頂き,農楽の米作り方法として考えたのが「手一本植33」です。


 33センチメッシュは宮下さんから教わりました。条間も株間も33センチということです。一般的には条間は30センチで株間は15センチ~20センチです。田植機がそのように作られています。

 この農法は,既に故人になっていますが,兵庫県の井原豊さんが研究開発したものでした。下記URLにその詳細が載っています。

 井原さんは,33センチのことだけでなく「ヘの字稲作」という農法も開発しました。現在,一般的には「V字稲作」が主流のようです。この内容については次回に譲りますが,私は「ヘの字稲作」でいくことに決めました。
 今日のことですが,「ヘの字稲作」について望月のIさんに教えを請いに行ってきました。一本植えと「ヘの字稲作」の特徴について,手植えの終った田んぼを見ながら丁寧に説明して下さいました。

 昔は,「手一本植33」を大勢の人がやっていたということですが,現在は自分一人になってしまったと話していました。完全に機械の時代になったということです。Iさんができるのは,提携している東京の大学生が体験のために大勢植えに来てくれるからです。
 産学恊働の一つの形だと思います。今後の課題です。

 私が手植えをする理由は,この便り291号で説明致しましたが,自給自足稲作りの為です。基本的に機械力無しで非常なローコストでできる農法の開発です。下記URLに詳細があります。
「何故,私は稲を手植えするのか!」
http://tateshinadayori2.blogspot.jp/2013/05/blog-post_8726.html


 植え方は,33センチピッチの目印マークをつけた白いナイロン紐を1mづつ移動し,その間に一本の苗を3ヶ所に植えて行きます。これは以外と早いです。
 結果的に計算しますと,16アールを植えるのに,総勢4名で,2人づつ2パーティーで交代で植えると8時間となります。労働時間は,交代ですから各自4時間です。交代すると疲れがたまりません。

 驚くのは,この時間を一人が年間に食べる米の量(1アール)に換算すると,たったの120分(一人で)です。ですから機械など要らないのです.ちょうど良い運動です。

 初めて作った苗も,最高のできだと誉められました。
 5.5葉となり,丈は20~22センチ,分げつも多いのは4本となって,太くガッシリとした良い苗でした。やはり,直播き保温水苗代の強みだと思います。
 今後は,管理をしっかりやって,秋の豊作を目指します。

ーーーーー「松下発言とマスコミ報道を考える」

 前号にコメントを頂いた唯臥独村さんが,ご自身のブログ(下にURL)に朝日新聞の偏向について書いています。
 参考情報として,大山五郎さんや私のブログ,Wikipediaから,「慰安婦」,「ラオダイハン」,「朝鮮戦争・慰安婦」や「第2次世界大戦以後の戦場の性」等が添付されています。

 上記の情報を全部読みこなせませんが,唯臥独村さんの主張はこれらの情報の内容に合致していると思います。Wikipediaの記事の信憑性が判りませんが,客観的評価は高いのではないでしょうか。

 Wikipedia「慰安婦」の中に,次のような記述もありました。
 <親日的な著作で知られる韓国の評論家、金完燮は2004年に「軍隊という血気さかんな若者の集団にどうやって性欲を発散させるかは、どの国の軍隊にとっても重要な問題であり、“性奴隷”というのは反日キャンペーンのために発明された用語だ」と批判している。

 商社員として約三年半の間、中国漢口の慰安所について見聞きして来た小野田寛郎は2005年の文章で、慰安婦制度の背景について、「兵士も、やはり(女性を求める)若い人間であり、一方にはそうまでしてでも金を稼がねばならない貧しい不幸な立場の女性のいる社会が実際に存在した」とし、
「『従軍慰安婦』なるものは存在せず、ただ戦場で「春を売る女性とそれを仕切る業者」が軍の弱みにつけ込んで利益率のいい仕事をしていたと言うだけのことである。」と述べている。>

 唯臥独村さんのブログの一部に次のような記述がありました。その通りだと思いました。
<なぜ日本だけが「レイプ国家」としていつまでも断罪され続けなければいけないのか、という橋下市長の疑問は、それこそわれわれ国民が一番知りたいと思っている事柄なのではないでしょうか。
 しかし、今日までの朝日の記事ではこの疑問は完全に無視され、何の回答も与えてくれません。>

 唯臥独村さんのブログ
http://sns.orahonet.jp/blog/blog.php?key=13063

ーーーーーかわいそうな子供たち!

 以前に発達障害について書いたことがありましたが,ほっとステイで来る子供たちの中に必ず一人はいると思われる現実に戸惑っています。

 10年位昔だったと思いますが,岡本行夫氏の話しの中で広汎性発達障害(こうはんせいはったつしょうがい、PDD, pervasive developmental disorders)のことを初めて聞きました。
 社会性の獲得やコミュニケーション能力の獲得といった、人間の基本的な機能の発達遅滞を特徴とする「発達障害における一領域」のことである。

 それ以来,このことがず~と気になっていて,昨年から始めたほっとステイの子供たちと接するようになって,一層その深刻さを感じています。たしか,厚労省発表では全小中学生の6~7%,約60万人とどこかに書いてあったように記憶しています。

 岡本氏はその時,「人間の前頭葉に異常が生じて,ことの善し悪しの判断がつかなくなる」と話していました。

 6人パーティーで来る子供たちの中に,確率として一人は「おや,この子は何!」と思わせる子供がいます。丁寧に教えてあげても,ごく単純な作業ができない。易しい会話が成立たない。単純な団体行動がとれない。上記にある「人間の基本的な機能の発達遅滞」なのです。

 たまに,一人もそのような子がいないパーティーがあったかと思うと,次には二人いたとかになるのです。その症状が果して発達障害であるかどうかは判りませんが「人間の基本的な機能に異常がある」ことは事実です。そんな子供が,わたしの感覚では15%はいることになります。

 話しが変わりますが,昨日でしたか,若い男性が好きになった既婚女性の夫を,夜,ベットルームに忍び込んで,その女性の隣に寝ていた夫を刺し殺したというニュースがありました。
 報道しているキャスターもコメンテーターも「ひどい事件だ」というばかりでした。この数年,思い返してみるとオーム真理教事件辺りからのような気がしますが,この手の「ひどい事件」が続いています。

 いつも「どこかおかしい」と思いながらニュースを聞いています。「ひどい」ではなく「異常」としか思えないからです。これらの事件は,「人間の基本的な機能に異常がある」から起きていると考えるべきではないでしょうか。どう考えても「まともじゃない!」と思います。

 何故誰も「異常」を口にしないのでしょうか。私の察するところでは,精神異常者と刑法の関係からではないでしょうか。責任能力の問題です。
 つまり,どうみても異常な犯罪者を有罪にしたいから,「異常」を口にしないのではないでしょうか。

 これはおかしいと思えてなりません。わたしは,ず~と思っています。例え異常者であっても罪は罪だと。異常者なってしまった原因が本人の責任でないにしても罪は罪とするべきだと思っています。

 おかしな言い方ですが,キャスターもコメンテーターも私と同じ考えだから「異常」を口にしないのではないでしょうか。「異常者だと言えば,責任を問えなくなる。だけど罰したいから『異常者』だとは言ってはならぬ」と。

 わたしは「ひどい」「訳の判らない」事件の原因は発達障害ではないかと思っています。
「ことの善し悪しの判断がつかなくなる」人々の犯罪なのでは・・。

 発達障害になったのは,本人に責任は無さそうです。
 本当にかわいそうです。
 いったい,原因は何でしょう。

(参考)


「田舎暮らしコミュニティ」のすすめ!
http://shinshumachidukuri.blogspot.com/2011/10/blog-post_9187.html

農楽のすすめ!
http://tateshinadayori2.blogspot.jp/2011/08/blog-post_26.html

”田舎暮らし”動画がYoutubeに300本以上
http://jp.youtube.com/user/takasukey

メルマガ「蓼科便り」のアーカイブス
http://tateshinadayori2.blogspot.com/
ーーーーーーーーーーーー


Topに戻る
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

0 件のコメント:

コメントを投稿