2011年8月27日土曜日

蓼科だより・202号〜田舎暮らし情報

 ★ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー2011年8月27日(土)★
★今回のテーマ: ヒマワリ,コオロギ & 雨読の記録
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  過去1週間雨の降らない日はありませんでした。非常に激しい雷雨や少し寒いくらいの日もありました。例年だと残暑の一番厳しい時期なのに・・。野菜類も育ちが悪く,結実も良くありません。稲にどんな影響がでるか心配です。






 搾油用のヒマワリの収穫もやっと今日終了しました。今年のできは良く,一番大きいのを計ってみたら,実の部分だけで32センチありました。全部平均すると27センチ位かな。
これから干して,孫達に手伝わせて実をとって,選別して搾油業者に送ります。今年は去年の5倍,7リットルは採れるだろうと見込んでいます。とても美味しいです。
昨年は9月中旬から激しい雨が続き,ほとんどの稲が倒れてしまい,農家は大変な目に遭いました。私も稲刈りが3週間遅れました。今年は平穏であって欲しいと祈ってます。
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 現在夜9時,コオロギの声がたくさん聞こえます。いろんな鳴き声が聞こえてくるので,コオロギの鳴声をWebで検索したら,「日本のコオロギ類の鳴き声」として66種類載っていました。
 スズムシはコオロギ類なんですね。「・・スズムシ」「・・スズ」というのが14種もありました。その中で私が聞き慣れているのは「スズムシ」のようです。
今聞こえている鳴き声を探したら,「ジ~~ジジジ」と鳴くのが「エンマコオロギ」のようですが,種類が多すぎて特定できませんでした。下記URLから聞いてみてください。気分がでます!
http://www.nat-museum.sanda.hyogo.jp/wave/wav_korogi.html
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 Youtubeに「孫と蓼科山登山」と「諏訪湖の花火」をアップしました。
 私のホームページ(ブログ)を更新しました。少し見やすくなったと思います。新しいURLは:
このブログにもメルマガをアップしています。メルマガと違うのはメルマガ以外の情報が載っていることです。
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雨続きだったので,たまっていた本を3冊ばかり読むことができました。何れもメル友からいただいたり町の図書館で買ってもらった本です。お金が無くても,ありがたいことです。
何れも社会的に大きな意味を持つ革新的且つ刮目すべき内容でした。皆さんは既に読まれているかも知れませんが,書評と感想を書いてみます。
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 まず,メル友Mさんから教わった「長野県庁の不都合な真実」(川辺書林:小泉一真著)。題名を聞いただけドキッとさせられました。立科町の図書館にありました。
「長野県庁はどういうところか,どうなっているか」,「役所というところはどのような特性を持っているか」が極めてよく判る本です。昭和41年生まれの現職の県職員が書いたというのがスゴイ!役所と関わりのある仕事をやっている人は読むべきだと思いました。(余計なことを言ってスミマセン)
 小泉さんの探究心と勇気と,それを支えるパブリックサーバントとしての忠誠心に頭が下がります。書いてあることは「まっともだ!」と思いました。阿部知事の参考書としては最高のものではないでしょうか!
内容については,下記URLに要点が良く整理されていますのでご覧下さい。
小泉氏はこの本を出版した直後去る5月に県庁を辞めてしまいました。残念ですが,心するものがあるのでしょう。是非政治家になって頂きたいです。
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 次は,メル友Mさんから頂いた本で「学力も人間力もぐんぐん伸びる「志教育の秘密」」(才教学園[松本市:平成16年開校]理事長山田昌俊著)。長野県にもついに現れたかとワクワクした気持ちで読み,読み終わった時には,誇らしい気持ちにさえなりました。
序には,「現代教育最大の問題は,道徳観,倫理観,或いは自立心というものを戦後60年の長きにわたって大人が子供たちにきちんと教えてこなかったこと。」とあります。
[学校使命]我が身を犠牲にしてでも,世のため人のために尽くす人間的エリートを育てる。
[教育目標],[子供の選抜方法],[どんな学校か],[家庭の法則]等々がしっかり書かれていました。


(私の感想)道徳という言葉はどこにも使ってありませんが,道徳教育を根本にした「心・技(知)・体」教育だと思いました。本当に理想的な教育理念と方針だと思います。 何よりもすばらしいのは,言葉だけで上記のようなことを唱えている学校はたくさんあると思うのですが,才教学園ではその理念と方針を実践し結果を出していることです。
一方で,考えさせられるのは,この本に書かれていることは至極当然,当たり前のことばかりです。こんな当たり前のことに感動を覚えることに何とも情けない気持ちになり,腹がたってきて,つい悪口を言いたくなります。今まで日本の教育界は何をやってきたんだと。
 当たり前のことが評価され脚光を浴びるということは,今までが当たり前ではなかったということですから。
このところ,東京都,横浜市,沖縄で,「育鵬社版」「自由社版」の教科書が採用されたというニュースが流れていますが,軌道修正が行われる良い兆候だと思います。
このような流れを右傾化と非難されるムキがありますが,私は右でも左でもない中道だと思っています。
才教学園ホームページをご覧下さい。
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 最期は,東京のメル友から頂いた「チームマネジメント/集団を生き生きさせる」(小林茂著)です。30年前この方の名前を知らない経営者はいなかったと思います。同著「ソニーは人を生かす」は読んだことがありましたが,この本は読んでいませんでした。
読ませて頂くと,やはりスゴイ人で,すばらしい本です。どんな組織にも何時の時代にも通用する永遠の智恵だと思いました。
その理念と思索の深さと実践力に「だから,ソニーは・・」を思ってしまいます。私はといえば,これらの本に書かれていることがほとんど実践できませんでした。「知っている」ということと「できる」ということは全くの別物と改めて痛感です。
下記URLは「チームマネジメント」の書評です。
現在元本は絶版になっていますが,メル友が作った非売品を「活用して欲しい」と,送ってくれたのです。少し残っていますので,ご希望の方には差し上げます。メールでお知らせ下さい。
 この本の中で一番印象に残ったのは,「データは,生であればあるほど,人の心を動かす不思議なエネルギーを持っている」という言葉です。この言葉は政治改革の原点となっている情報公開の重要性を表していると思うのです。
 同著「ソニーは人を生かす」は, 1966 年 10 月、東京オリンピックの2年後に発行されました。確か当時ベストセラーになっていたような気がします。下記URLはその本の書評です。
http://www.roumuya.net/jihou/sony.pdf
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メル友の皆さんのおかげで良い勉強をさせてもらっていますが,教えが身についてないし,実践もできていません。持って生まれた能力の限界だ,年だから無理するなと自ら慰めています。
今回,長くなってしまったので原発はお休みします。
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<わたしのサイト>
田舎暮らし情報館(蓼科より): 
http://tateshinadayori2.blogspot.com/
田舎暮らし動画: 
http://jp.youtube.com/user/takasukey
このメルマガのアーカイブス: 
http://archive.mag2.com/0000200505/index.html

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