2011年8月26日金曜日

蓼科だより・197号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー2011年7月23日(土)★
★ 今回のテーマ:稲の半浮き苗,松食い虫検討会 & 脱原発
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  昨日初めてミンミンゼミの鳴声を聞きました。この声を聞くと完全に夏バージョンになります。ヒグラシは2週間程前から鳴いていますし,キリギリスは先週からです。そう,やはり2週間程前からオニヤンマとアゲハチョウが我家の庭に来ます。オニヤンマは2匹で来ます。目の前でホバリングしてサービスしてくれます。
18日にジャガイモを収穫しました。まあまあのできでした。約110kg程です。168種植えたので,1種当り655gでした。数日前からトマトも採れだしました。
 稲の生育が悩みの種です。田の草取は一応完了しましたが,最初の部分をフォローしなければなりません。それは良いのですが,問題は稲の活着です。
 190号で「浮き苗処理を終了しました」と書きました。その時の浮き苗は本当に浮いていた苗でした。それを手で植え直してそれで良しと思ったのですが,とんだ伏兵がいたのです。ちゃんと植わっているように見えた苗が実は大半が半浮き苗だったのです。
 
 時期が来ても稲の分けつが進まないのでおかしいなと思っていたのですが,半浮き苗に気がついたのが7月初めでした。慌てました。ショックでした。
 理由はすぐ判りました。12月から3月までは水を貯めていたのですが,4月に畦工事のため田面を干したこと,そこを軽トラや小型機械が動いたこと等により,粘土本来の堅さと相俟って一層堅くなっていたのだと思います。
 不耕起栽培の田植機は,土を切り砕いた溝部分に植えていく仕掛けになっていますが,土が堅いためにロータリーで切り砕いた土が周りに飛び散ってしまい,植える溝部分に僅かしか土が無かったのです。そういう部分が半浮き苗になってしまったのです。
 生きてはいますが,根張りがほんの僅かで少し引くと抜けてしまいます。活着していなかったのです。当初の浮き苗直しの時にもっと注意深く見れば判った筈ですが,機械田植が巧く行ったという思い込みが油断を誘いました。
 半浮き苗は全部ではありませんが,60%位ある感じです。今年の収穫は半減するかもしれません。本当にショックですが,授業料だと思うことにしました。が,懲りない男で困ったものです!


下記動画にはその育ちの悪い稲が撮られています。
雷雨と稲 & ヒマワリ・田舎暮らし便り261号(蓼科より).mov
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 鳥取の大先輩メル友より,松食い虫空散の件で<>内コメントを頂きました。
<マツノマダラカミキリだけを殺す農薬はない。そのため農薬の空中散布で益虫(空散後の森林に入って調査し蜘蛛や虫の死体を調べたデーターもあり)も小鳥(直接鳥が死ななくてもその餌となる虫が死ぬ)土壌微生物も川に住む小動物も同時に殺され生態系が破壊される。空散による松枯れ防止効果への疑問などが、主な反対理由でした。
 しかし、反対運動は盛り上がらず(私も熱心にこの問題に取り組んでいませんので)現在でも私の町では毎年行われているのが現状です。私もいつも心の片隅で気にかかっている問題ではありましたので、今回頂いた情報に刺激されて、再び関心を呼び覚まされた思いです。
 私が反対を唱えたときの講演の資料などを提供すると良いのですが、それを探し出すのが大変です。生態系の破壊は疑えない事実で、そのデメリットを超えるだけのメリット(効果)があるものかどうか?毎年空散し続けながら効果のないことをやってはいないか?その効果の検証が必要だと思っています。>
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(私)まだ勉強不足で,大声で反対などと叫べない状況ですが,気持ちは反対派です。今までにかじった情報を総合すると,空散をやったから被害が止まったという報告はないようです。それに,私が尊敬している人に反対派が多い感じです。
 だいたい,こんな地球的な自然現象を止めるなんてことできるのでしょうか?田畑に使う農薬問題とは次元が違うと思います。それと広い地域を根こそぎ虫と微生物を殺してしまうのはやはり問題です。所詮無理なんでは・・・?これらについてデータをお持ちの方は是非教えてください。


 検討会は,29日(金)午後2:30〜5:00です。ともかく私は29日午後2時に県庁に行くことに決めました。下記はプレスリリースです。県民公開会議の予告を1週間前に出すとは,どう解釈したらいいのでしょう。
 反対運動をするとかしないとかではなく,幸い時間がありますので行動してみようと思います。お時間の取れる方は付合って頂けませんか?
下記URLに検討会に付される素案があります。
 この12ページに,表6「松食い虫防除用薬剤の農薬登録状況」がありますが,対象病害虫としてマツノマダラカミキリとあります。ところが,薬剤は特定の虫を選ぶことはできないと言います。とすると,おかしくないでしょうか?
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 ハルシステムの安中さんからメールをもらいました。<>内です。
<私も、福島の提言案は情緒的感情論と思っています。経済は東京に依存しながら、エネルギーでの協力はしないという、東京からしてみたら「手前にばかり都合のよい話じゃねえか!」となります。 再生エネルギーは、私のいた会社では、50年以上も前から取り組んでいたことです。私も自分の設計に何度も取り入れましたが、経済性の壁はついに打破出来ませんでした。
「今の技術は格段に進歩している」と言われますが、当時、理論上の上限値を使っても採算に乗らなかったことは、現在でも無理ということです。
たとえば太陽光や太陽熱発電ですが、一番割高な電力であることは昔も今も一緒です。太陽から降り注がれるエネルギーが倍にでもなれば話は別ですが、そうなれば、そもそも地球が煮えたぎってしまいます。
 孫さんは事業家ですから、自社の利益の最大化を狙うのは当たり前です。しかし、政治がそれに乗っかるとしたら、建設業の官製談合どころの話ではないのでは、との疑問が湧きます。
「再生エネルギー特別措置法案」は、その意味からも明白に反対です。それが首相の進退条件などと、とんでもないことを平気で話している今の政治は異常です。
 「原発の再稼働」は、今の情勢では、国民に不人気です。
 反対に「脱原発」は、今の心理状態の国民には受けます。 国民は、「電気料金が上がる」ということにピンと来ていません。単に家庭の電気料金が少し上がるだけと思っている程度でしょう。大打撃を受ける製造業が製品値上げをすれば、物価上昇となって家計を襲います。
 なにより産業の海外移転や衰退が伴えば、雇用が危ないです。でも、わが身に振り掛からない限り、分からないでしょうね。今は、ただ「原発=放射能=死=怖い」で凝り固まっていますから。
 目の前だけ見て、中長期の遠くを見ないことを「福島みずほ症候群」と言うのだそうです。勿論、社民党党首を揶揄しての経済隠語らしいですが、菅首相も同レベルですね。福島党首は、すかさず首相支持を表明しましたから、この指摘は当たっています。>
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(私)脱原発と言えば,原発に頼らなくも経済と生活が成立つのでしょうか。この言い方は,かつて左派政党が唱えていた反戦平和論・非武装中立論と良く似てるなと感じています。国際紛争の解決手段としての戦争やローコストエネルギーを確保する為の原発を最良だと思っている人は誰もいないと思います。
脱原発をしたかったら,競争力と経済整合性を持った新発電技術を開発するしかないのでは・・。良い新発電技術が生まれれば,脱などと言わなくも自然に移行する筈です。


 脱原発には何の意味もなく,「自然エネルギーによるローコスト発電技術開発に毎年1兆円を投資する」とでも宣言すればいいのではないでしょうか。これが本当の脱原発ではないでしょうか。
新聞記事を動画にまとめてみました。
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 蓼科便り186号に書きましたが,「国際派日本人養成講座」の伊勢雅臣編集長の書くメルマガはスゴイことが載っています。下記URLに次のような記述があります。驚愕の内容です。何故日本の政治もメディアもこれを取り上げないのか不思議です。怖いのか,それとも他に事情があるのかどちらでしょう。アメリカも書いていないのでは・・?だから・・?
 <中国共産党がシルクロードの要所であった楼蘭遺跡周辺での総威力22メガ
ンの核爆発により世界最悪の災害が発生したことを、確
認しました。
その総核爆発は、広島の核の1375発分です。現地では100万人以上のウイグルの人たちが死傷しているのです。・・>
http://uno-akira.cocolog-nifty.com/blog/2009/12/nhk-3b88.html
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田舎暮らし情報館(蓼科より): 
http://tateshinadayori.blogspot.com/
田舎暮らし動画: 
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http://archive.mag2.com/0000200505/index.html
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