2012年5月30日水曜日

今年4回目の「ほっとステイ」

今日は,新緑が匂うような快適な一日だった。
9:25,いつものように,私の家に通じる狭い道路の入口に,子供たちを載せた大きな観光バスが,今回は少し早めのついた。

女の子2人,男子4人の横浜市立中学2年生のパーティーだった。
今回は,バスから降りてくる時の,子供たちや先生の対応からして雰囲気が良かった。

昨夜,その中学校についてインターネットで調べておいた。市立中学とは思えない方針と特色のある活動をしていた。
その期待に応える感じの挨拶の交換に嬉しくなった。

挨拶と何気ないコミュニケーションを交わしただけで,今回の子供たちのレベルが高いことは感じ取った。
こちらも気持ちが弾んできた。

いつもと同じパターンで,はじめた。
我々は何億年の命を生きてること。
自然は生きている,土は生きている。

それを維持してくれているのがミミズやカエルなんだ,だから,「嫌いなんて言ったらバチが当たるよ」と半ば脅して,ミミズやカエルを手にとることを強制するところから始めるのが,私のパターンになった。

午前中は,家の前の体験農園で,草とり,赤かぶの苗植え。
作業中に,ミミズやカエルを見つけて大騒ぎだ。
毎回,嫌がる子供に,ミミズを掴ませるのに難しさがあるのだが,このグループはそういう子供が少なかっただけでなく,子供同士で行動し解決してしまった。

そして昼食。妻が畑の野菜と酢屋茂味噌で美味しいみそ汁とウドの葉の天ぷらを作ってくれる。これは子供たちに大評判だ。

午後はチンゲンサイとアスターの苗植え,最期に断根摘心大豆栽培の挿木をやった。難しい作業だが,彼らは真剣にまじめにやってくれた。
昨年も中学生に挿木をさせたのを思い出した。
昨年は私の判断ミスで挿木を失敗してしまったが,今年は大丈夫の筈。

毎度のことだが,先生とカメラマンが,記念写真撮りと視察に廻ってきた。
帰りのバス時間が,14:45と早かった。
ちょっと,短すぎると思う。

反省会で,嬉しいことを言ってくれる。
「ミミズやカエルが平気になった」
「土が命の元であることが実感できた」
「素手で草取や作業をしたので,土や水のありがたさが感じられた」
等々である。

バスで送る時,爽やかな気持ちだった。
良い子供たちだった。
命の奇跡と土や生き物の大切さを理解できたことを祈る。

反省会の最期に下記メッセージを朗読させるが,皆ビックリして帰っていく。

本「アメリカの心/グレー・マター・キャンペーン」より

『これで君の気分は楽になるだろう』 



もし君がときに  
落胆することがあったら,
この男のことを考えてごらん。
小学校を 
中退した。
田舎の雑貨屋を営んだ。 
破産した。
借金を
返すのに
15年かかった。
妻をめとった。
不幸な結婚だった。
下院に立候補。
2度落選。
上院に立候補。
2度落選。
歴史に残る
演説を
ぶった。
が聴衆は無関心。
新聞には 
毎日たたかれ 
国の半分からは 
嫌われた。
こんな有様にもかかわらず,
想像してほしい 
世界中いたるところの 
どんなに多くの人々が 
この不器用な,
ぶさいくな,
むっつり者に 
啓発された 
ことかを 
その男は自分の名前を
いとも簡単にサインしていた。
A.リンカーン,と。


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